1年で聖書を!
◆ 士師記9-12
聖書のみことば ミカ書6:1-8
 
主は何をあなたに求めておられるのか。それは、ただ公義を行い、誠実を愛し、へりくだってあなたの神とともに歩むことではないか。―ミカ書6:8

少年の私を誰よりも良く知っていたのは、私をキリストの救いに導いてくれたフランシス・アレン牧師です。彼は、悔い改めを強く迫る厳しい礼拝メッセージをよく語りました。しかし、ひとたび講壇を降りれば、神のやさしさを完璧に映し出すような温厚な方でした。

当時の私には、人一倍頑張って、求められる以上の働きをすることで、人に認めてもらおうとする傾向がありました。アレン牧師はそれに気づき、こう言いました。「働き者の性格は、贈り物として使うと良いね。でも、決して人からも神からも愛や承認を『買う』ために使ってはいけないよ。」

私がそのアドバイスを理解できるように、彼はマタイ11章30節に記されているイエスの約束を読みなさいと言いました。「わたしのくびきは負いやすく…」という宣言は、単純すぎて時には信じ難いかもしれません。次に牧師は、ミカ書6章6~8節を指さして言いました。「さあ、次はこれを読んでみなさい。そして、君が神に差し上げられるもので、神が既に持っておられないものがあるかどうか、考えてごらんなさい。」もちろん答えは「ありません」でした。

彼は、神と取引きはできないと言いました。神の恵みは無償だと説明してくれました。これが真実なので、私たちは応答すべきです。「公義を行い、誠実を愛し、へりくだってあなたの神とともに歩む」(8節)べきです。これが神に対する感謝の応答だと、私は教えられました。神の承認を「買う」行為であってはいけないのです。

ミカ書6章を読んで確認しましょう。神の恵みは無償です。そして、神に忠実な生き方は、神に対する感謝を表す生き方なのです。

(Randy Kilgore)

善行は救いを得る手段ではない。救いのもたらす成果だ。