1年で聖書を!
◆ Ⅱ歴代誌1-3
聖書のみことば Ⅰテサロニケ5:12-18
 
絶えず祈りなさい。―Ⅰテサロニケ5:17

ブラザー・ローレンス(1614年~1691年)が神と堅く結ばれていると感じたのは、修道院の厨房で一心に鍋釜を洗っているときでした。彼はもちろん、定められた時間に敬虔な祈りをきちんとささげていましたが、それ以上に彼の人生を変えたのは、働きながらささげる祈りでした。ブラザー・ローレンスの有名な著書「神の臨在の実践」は、次のように語ります。「祈りの時間を他の時間と区別すべきだというのは、大いなる思い違いだ。私たちは心してきちんと神にしがみつかなければならない。祈りの時は祈りによって、仕事のときは仕事によって。」つまり、「絶えず祈りなさい」(Ⅰテサ5:17)なのです。

これは賢明なアドバイスです。私たちはややもすると人生の様々な側面を区別し、その間に分け隔てを設けてしまいがちです。祈りは、教会の礼拝、小グループのバイブルスタディー、家庭礼拝やデボーションのときだけですか。仕事中はどうでしょう。祈ると言ってもひざまずいて手を組み、声を出して祈るわけではありません。仕事上の判断や職場の人間関係などを絶えず神のみもとに持っていって、神のみこころを尋ねるのが仕事中に祈るということです。

私たちがどこにいても、何をしていても、神は私たちに関わりたいと言ってくださいます。私たちが生活を通して常に祈っているなら、神がご自身の栄光を表すために、驚くようなことをなしてくださるかもしれません。

(Dennis Fisher)

真の祈りは生き方そのものだ。緊急時の逃げ場ではない。