1年で聖書を!
◆ 詩篇140-144
聖書のみことば Ⅰ歴代誌17:16-24
 
すべての良い贈り物、また、すべての完全な賜物は上から来るのであって、光を造られた父から下るのです。―ヤコブ1:17

インドネシアのバンドンで、文化紹介のイベントを楽しみました。素晴らしいオーケストラ演奏が披露され、そのフィナーレの前に200名の聴衆にアンクルンという竹製の楽器が渡されました。そして、指揮者のタイミングに合わせてリズムを取り、アンクルンを振る方法を教わりました。すると間もなく、私たちはオーケストラの一員として上手に演奏していたのです。とても美しいので、自分が誇らしくさえ思えました。でも、よく考えるなら、うまくやっていたのは私たちではありません。称賛に値するのは、指導している指揮者です。

同じように、人生が順調だと、私たちはついつい自分を誇らしく思いがちです。自分はまずまずの人間で、けっこう能力もあるので万事うまくいっていると思いたくなります。そんな時は、慈しみ深い神が陰で支えてくださり、促したり、止めたり、与えたり、守ったりしてくださっていることを忘れがちです。

しかし、ダビデは真実を忘れませんでした。聖書は次のように語ります。「ダビデ王は行って、主の前に座し、そして言った。『神、主よ。私がいったい何者であり、私の家が何であるからというので、あなたはここまで私を導いてくださったのですか』」(Ⅰ歴17:16)。ダビデの心は、こんなにも良くしてくださる神への感謝で、はち切れそうでした。

自分が恵まれた状況にあることを自分の手柄にして誇りそうになったなら、立ち止まって思い出しましょう。恵みをもたらされるのは主です。

(Albert Lee)

すべての良いことの陰には、父なる神の御手がある。