1年で聖書を!
◆ 箴言15-18
聖書のみことば 箴言18:1-15
 
悪いことばを、いっさい口から出してはいけません。―エペソ4:29

マサチューセッツ工科大学で認識学の研究をしているデブ・ロイ博士は、自分の息子が生まれてから3歳になるまでの生活を記録して、人間の言語習得過程を研究しました。ロイ夫妻は家中に音声レコーダーや録画装置を置いて、20万時間以上にも及ぶ子どもの声や画像を収録しました。これらの貴重な記録を統合して分析すると、赤ちゃんの「ガガ」という意味をなさない音が、やがて「水」などの単語と認識される言葉に進化していったことが分かりました。

ところで、もしあなたの家でこの研究が計画されて、あなたの口から出る音声がすべて記録され、分析されるとしたら、あなたはその研究に協力したいと思いますか。そこから何が分かるでしょう。

箴言18章は、愚かな人が話をするときのくせを見抜いています。箴言の著者は、愚かな人は自分の意見ばかりを主張して、相手の話を理解する努力をしないと言います(2節)。私たちの態度もそうでしょうか。私たちは口げんかの種を蒔いたり(7節)、売り言葉に買い言葉で、「よく聞かないうちに返事をする」ことはないでしょうか(13節)。

私たちは、自分の話し方について学ぶべきです。私たちは神に助けていただいて自分の話し方を改善することができます。攻撃的な言い方をしているなら、それに気づかせていただいて、むしろ相手を向上させるように言い換えることを学んでみましょう。聖書のみことばは「必要なとき、人の徳を養うのに役立つことばを話し、聞く人に恵みを与えなさい」と勧めています(エペ4:29)。

(Jennifer Benson Schuldt)

私たちの言葉には人を育てる力もあれば、傷つける力もある。