1年で聖書を!
◆ 雅歌5-8
聖書のみことば マタイ5:43-48
 
しかし、わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。―マタイ5:44

アメリカの南北戦争の際、北部と南部は憎みあっていました。それで、当時の大統領、アブラハム・リンカーンは、南の反乱軍に対して情けをかけたと批判されました。彼らは言いました。今は戦争の最中であり、南部同盟諸州は敵であると。そして、敵はつぶさなくてはならないと言ったのです。しかし、リンカーン大統領は次のように賢く応じました。「私が敵をつぶせたときとは、敵が友に変わったときです。」

リンカーンの発言は洞察力に富んだものです。多くの点で、イエスの山上の説教を反映しています。イエスは言われました。「わたしはあなたがたに言います。自分の敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい。それでこそ、天におられるあなたがたの父の子どもになれるのです」(マタ5:44-45)。

人生には困った人との出会いがあり、やりたい放題されないために手を打つ必要もあります。しかし、その人たちを痛めつけたり、傷つけたいという誘惑に負けるなら、それは神の喜ばれることではありません。むしろ、その人たちのために祈り、思いやりを示して最善を願い、長所に目を向けるべきです。その結果、敵を友に変えることができるかもしれません。

すべての人があなたの配慮に正しく応答するわけではありません。それでも自分は、和を大切にするように祈り、そのように意図することができます。さて手始めに、どの難しい人を友にしますか。

(Dennis Fisher)

自分に良くしてくれる人を嫌うことは難しい。