アダムとエバが神にそむいたことで、喜びが失われました。神は、それ以上の悪い事が起こらないように、ふたりをエデンの園から追放されました。もし、彼らが善悪の知識の木のみならず、いのちの木の実も食べたならば、あのみじめな状態で永遠に生きながらえなくてはならないのです(創3:22)。

園の外での生活は大変でした。アダムとエバは食べるために懸命に働かなくてはなりません。死の現実はいたるところに見られ、動物たちは互いを食べて生きています。さらなる悲劇は、この夫婦の息子が、自分の弟を殺してしまったことです。何ということでしょう。罪がふたりの人生を刺し通し、喜びがそこから逃げていくのを止める術はありませんでした。

しかし神には、喜びを復活させるご計画がありました。園にあった喜びは、死の訪れとともに失われましたが、神の御子の誕生を通して再生しました。聖書に「私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせに来たのです」(ルカ2:10)と書かれているとおりです。イエスは成長して病人を癒し、盲人の目を見えるようにし、さらには、死人をよみがえらせました。しかし、これらは将来起こることを垣間見たに過ぎません。神はこの世に来られ、私たちの悲しみを経験され、死を征服されました。そして、苦しみが終わり、悲しみや死がなくなるという希望を与えてくださいました(ヨハ11:25-26、Iコリ15:3-4、黙21:4)。ですから当然、クリスマスは喜びの季節です。