買い物好きな人がいます。その人たちは、買っても買っても、まだ買いたいようです。お買い得品を手に入れたいという欲求は、世界中に蔓延しています。巨大ショッピングモールが、中国、アメリカ、サウジアラビヤ、フィリピン、そして日本など、世界中にあります。店頭やネットショップでの購入の増加傾向から、買い物熱は世界的現象だと分かります。
買い物は楽しいかもしれません。お買い得品を見つけて、神が与えてくださったと喜ぶことは、別に悪ではありません。しかし、物を手に入れることばかりに気を取られているなら、私たちの心の焦点はずれていきます。
イエスは聴衆に、「どんな貪欲にも注意して、よく警戒しなさい。なぜなら、いくら豊かな人でも、その人のいのちは財産にあるのではないからです」(ルカ12:15)と厳しいことを言われ、自分のために蓄えてはいても、自分と神との関係に投資していなかった人のたとえを話されました(21節)。
どうすれば、今あるもので満足し、もっと欲しいという思いにとらわれないようになるでしょう。いくつかの方法があります。第一に、物質的なものは、賢く用いるように神から与えられたものと知りましょう(マタ25:14-30)。きちんと稼いで貯金をするように、一生懸命に働きましょう(箴6:6-11)。神の働きのために献金したり、困っている人のために寄付したりしましょう(Ⅱコリ9:7、箴19:17)。そして、神から受けるものを感謝して楽しむことをいつも忘れずにいましょう(Ⅰテモ6:17)。
神にあって豊かであることは、物であふれることよりはるかに勝る。
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満足感