おじいちゃんの家の屋根裏を掃除すると、大そうな見返りがあるかもしれません。オハイオ州に住むある人は、そこで100年以上前の新品同様の野球カード一式を発見したそうです。鑑定してもらうと、2億3,700万円の値が付きました。

この手のものに高値がつく条件のひとつは、保存状態の良さです。しかし、それよりも、このカードが本物だったことが重要です。もし、カードが偽物や模造品だったりしたなら、どんなに保存状態が良くても、厚紙と印刷代以上の値打ちはありません。

使徒パウロは、キリスト信仰について、これと似たことを言いました。もし、イエスの復活が真実でないのなら、私たちの信仰は何の価値もなく、単なる見せかけだと述べました。パウロは「キリストが復活されなかったのなら、私たちの宣教は実質のないものになり、あなたがたの信仰も実質のないものになるのです」と語りました(Ⅰコリ15:14)。また、「もしキリストがよみがえらなかったのなら、あなたがたの信仰はむなしく、あなたがたは今もなお、自分の罪の中にいるのです」とも言いました(17節)。このように大胆に語るには、神のご計画に対する確信と勇気が必要でした。

イエスは十字架の上で死なれ、死からよみがえられました。キリストを信じる信仰は、この事実を土台としています。イエスの死と復活には、明らかな証拠があります。この証拠を示してくださった神を、ほめたたえましょう(3-8節)。

これは本物です。ですから、神を全面的に信頼できます。自分の永遠を託すことができます。