アメリカの俳優でコメディアンのジョージ・バーンズは、「長寿の秘訣はと聞かれたら、そりゃもちろん、悩み、ストレス、緊張を避けることだと答えるよ」と語りました。バーンズは100歳になるまで生きて、人々に笑いを届けることを楽しみました。どうやら自分のアドバイスに忠実だったようです。
しかし、人生はまことに不安定で、諸々の問題や必要に満ちています。どうすれば不安と無縁になれるのでしょう。使徒ペテロは、小アジヤの各地に散らされたクリスチャンたちを、次のように励ましています。「神の力強い御手の下にへりくだりなさい。神が、ちょうど良い時に、あなたがたを高くしてくださるためです。あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです」(Iペテ5:6-7)。
このペテロの言葉は、苦しいことを回避するためではなく(9節)、サタンに攻撃されても、平安と力をいただいて勝利するために語られました(8-10節)。私たちは、心配や不安で自らを消耗させるのではなく、神の愛をエンジョイし、それを互いに分かち合うために自由にされました。
何歳まで生きられるかが問題ではありません。神から与えられた年月をどれだけフルに生かして、神を愛し、神に仕えることができるか、それが問題です。
主よ、私はつい、自分で何とかしなくてはと心配になり、落ち込んだり、寝られなくなったりします。あなたにすがります。どうかこの心の重荷を取り除いてください。
神は私の父であり、私を愛しておられる。だから私は何も思い煩うことはない。―オズワルド・チェンバーズ