シンディは「良いお葬式だったわね」と言いました。私たちの共通の友人ヘレンが亡くなり、葬儀では彼女の愉快な人となりが語られ、みんなが故人をしのびました。しかし、ヘレンは愉快なだけではありません。彼女の甥は、彼が問題を抱えた少年だった頃、ヘレン叔母さんが家に下宿させ面倒を見てくれたと言いました。今は立派に成長し、「おばさんは、お母さんのような存在です。僕を決して見捨てませんでした。もしおばさんがいてくれなかったなら、僕は信仰を失っていたかもしれません」と言いました。何という影響力でしょう。ヘレンはイエスを頼って生き、その生き方を甥に伝えたのです。

ダビデ王は、亡くなった親友ヨナタンの息子、メフィボシェテに恵みを施しました(Ⅱサム9:1)。父ヨナタンが殺害され、逃げる途中、メフィボシェテを抱いていた乳母が彼を落としたので、彼は障がい者になりました(4:4)。メフィボシェテは、なぜ王が自分に配慮するのだろうと驚きました。自分のことを「死んだ犬」とさえ言いました(9:8)。しかし、王は彼を我が子と同じように扱いました(9:11)

絶望的に見えるときでも、イエスにしがみついて頑張る人がいます。私はそういう人を助ける人になりたいと思います。あなたはどうですか。