息子のザビエルが3歳ぐらいの頃、家族で水族館に行きました。私は入口の天井に吊ってある彫刻を指して「ほら、ザトウクジラよ」と教えました。ザビエルは目をまん丸くして「巨大だ!」と言いました。夫は振り向いて「何でそんな言葉を知っているのだろう」と尋ねましたが、私は肩をすぼめて「私たちの会話を聞いていたのかしら?」と言い、こんなに小さい子どもが、教えられてもいない言葉を覚えていることに驚きました。
神は申命記6章で、大人は子どもたちにみことばを学ばせ、それに従わせなくてはならないと教えておられます。大人も子どもも、神をよく知れば知るほど、神を正しく畏れて親しく交わる喜びを体験し、心から愛して従うようになるでしょう(申6:2-5)。
大人が意識して聖書のみことばで心を満たそうとするなら(申6:6)、神の愛や神の真理を日常生活の中で子どもに伝えていけます(7節)。大人が模範を示すことで、神の権威を尊重し、神の変わらない真理を信頼するように、子どもを導くことができます(8-9節)。
神のみことばが、私たちの心や口から自然にあふれ出るなら、後の世代にゆるぎなき信仰の遺産を遺していくことができます(申4:9)。
何を語り、どんな生き方をして、若い人に何を残すかは 大人の私たちが人生に取り込んだ言葉によって決まる。