月別: 2017年5月

砕かれたものの美しさ

日本の伝統工芸の金継ぎは、麦漆で破片を繋いだ後に金粉を塗り、斬新な柄を作ります。傷を隠すのではなく、壊れたものから美を作り出すのです。

あわれみの期待

友人が良くない選択を繰り返すので困っていると祈りのパートナーに話すと、彼女は「私たち皆のために祈りましょう」と優しく言いました。「私たち?」と眉をしかめると、彼女は答えました。「ええ。あなたはイエスの聖(きよ)さが私たちの物差しだといつも言うでしょ。それなら、自分の罪と他人の罪を比較すべきでないわ。」私は「痛いことを言うわね。でも正しい。私の上から目線や霊的プライドも、同じように罪だもの」と答えました。そして、彼女のことを話しているのだから、私たちは陰口を言っている…それは罪だ、と気づき、私は「どうぞ祈って。私たちみんなのために」と頭を垂れながら言いました。

誉れには誉れを

アーリントン国立墓地の無名戦士の墓の衛兵交代式は、簡素ながら荘厳で感動的です。一糸乱れぬ動きは、その名も、その功績も、神のみが知る兵士たちへのささげものです。その式は、見物者が立ち去った後も、一定間隔で行われます。どんな天候でも必ず毎日一定間隔で続けられることにも感動させられます。

一羽の雀さえも

今まで凛として生きてきた母が老衰で弱り、ホスピスのベッドに横たわっています。呼吸さえ苦しい母の姿と窓から見える春の陽気な景色は対照的です。どんなに心の準備をしても、死の別れを前にした厳しい現実には不十分です。私は、死とは何と屈辱的なものだろうと思いました。

機能不全

機能不全という言葉は、個人や人間関係、組織や政府など、様々なものに使われます。物事が適切に動いていると機能している、何らかの理由で作られた目的に沿った動きをしなければ、機能不全だと言われます。

祈りの課題

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祈りによるご支援をありがとうございます。私たちには神の恵みが必要です。神の恵みによって、人々がみことばに親しみ、神に近づくお手伝いをする冊子やメディアの提供を目指しています。

祈りの課題

ひとりでも多くの方がみことばを受け取り、味わい、自分と照らし合わせ、生き方をとおして主に応える恵みを体験するために、祈りによってこの働きに加わってくださりありがとうございます。みなさまの祈りを通して、主は今も誰かの人生をみことばによって確かに変えておられます。今月、以下の課題を覚えてともにお祈りください。

【お祈りください】

ミャンマー大地震被災者のために

3月28日に発生した地震で、ミャンマーおよびタイで多くの被災者が出ています。余震が続く中、救助活動は難航しています。一人でも多くの方が救助されるように、また気温40度にも上る中、被災者に水や食料などの必需品が届くように祈りましょう。あらゆる機関や団体で災害支援の募金の受付も始まっています。一人一人自分にできることを考えて実行できますように。

受難週サイト「悲しみの人とともに歩む」

主イエスが一人一人の悩み苦しみをどのように理解し、寄り添ってくださったかを味わう機会となりますように。また、それぞれが自分の状況と照らし合わせ、周りの人々の悲しみや痛みに心を寄せる一助となるように、そして小さなことでも忠実に実践することで、私たちの悲しみや痛みを担ってくださったイエスに共に応えしていく受難週となるよう、お祈りください。

新年度の働きのために

本当に確かで正しいことを知りたいと願い、誠実な生き方を求める様々な方々に、聖書の知恵を実生活と結びつく形で分かりやすく共有し、共に実践することを目指します。コンテンツ制作やお知らせの方法に工夫が必要です。神の知恵と助けがあるようにお祈りください。

特設サイト「家族になる」(仮題)

5月下旬公開を目指し、企画制作中です。一般的な意味で家族であるかどうかに関わらず、主が与えてくださる様々な人間関係を深め、血縁や戸籍を超えた神が望まれる真の『家族』となることについて取りあげます。多くの方々とともに考え、生き方を少しでも変えて主にお応えすることを励ますサイトとなるようにお祈りください。

冊子「どうして思い通りにならないの⁉ 子どもと共に歩む大人たちの祈り」

親や祖父母に限らず、地域のボランティアや教会学校など様々な立場で子どもたちとかかわる大人のための祈りの本です。諸作業の遅延により、予定よりも準備が遅れています。待っていてくださるお一人お一人に一日もはやくお届けできるようにお祈りください。

「デイリーブレッド」夏号

冊子版「デイリーブレッド」夏号(2025年6-8月号)は、4月に海外で梱包作業を終え、海運で日本へと送り出されます。日本着および国内での仕分けや発送がゴールデンウイークと重なる予定です。国内外でのすべての作業がスムーズに進み、冊子読者のみなさまに遅延なくお届けできるようお祈りください。

世界各地のデイリーブレッドの働きを覚えて<フィリピン>

フィリピン事務所は人員不足や経済的な困難がある中、神の助けを実感しつつ日々働きを進めています。現在、教会、老人ホームなどと対等な関係で協力し、より多くの方々とみことばの知恵を共有する可能性を模索しています。また、英語に加え、フィリピノ語とセブアノ語でもデボーション記事を届けようとしています。どうか、みことばを受け取り、味わい、自らと照らし合わせ、生き方を通して主に応えるバイブルエンゲージメントをさらに多くの方々と共有できるようにお祈りください。
 

荒波を越えて行く

急流下りを体験しました。最初は嬉しがっていましたが、急流の轟音が前方から聞こえてくると恐れと不安に襲われました。そしてハラハラ、ドキドキしながら急流を抜けると、突然、静かな流れに出ます。後ろの船頭さんが、うまくいかだを操縦したからです。私はほっと胸をなで下ろしました。次の流れが来るまでは…。

嫉妬につける薬

週初めにふたりの孫の世話を引き受けました。私は、やってきた孫たちを抱きしめて「週末は何をしたの?」と尋ねました。3才のブリッジャーは息をはずませて、叔父の家に泊まってアイスクリームを食べ、メリーゴーランドに乗り、映画を見たと言いました。ふたりは別行動だったと聞いていたので、5才のサムエルにも尋ねると「キャンプ」と言いました。「楽しかった?」と聞くと、「普通」とそっけなく答えました。サムエルは「となりの芝生」体験をしたのです。弟が嬉しそうなのに嫉妬して、父とのキャンプが楽しかったことをすっかり忘れていました。