アナは教会で悲しみを抱えた女性と知り合い、彼女の力になりたいと思いました。それで毎週待ち合わせて、話を聞いたり、祈ったりしていました。ところが、牧師はアナの行いを知らなかったので、その女性のケアにひとりの担当者をつけました。アナは牧師に認められたいと思っていたわけではありませんが、落ち込みました。 「私が何もしていなかったみたい」と私にこぼしていました。
そんなある日、女性はアナに「あなたの親切をどれほど感謝しているか」と言いました。アナは、神が「あなたが彼女を支えていたことを、私はちゃんと見ていましたよ」と言ってくれたように感じて励まされました。ふたりは今も定期的に会って一緒に祈っています。
自分の行為が人の目に留まらないと、正しく評価されていないように感じるかもしれません。しかし神はご存じです。「あなたの施しが隠れている」と「見ておられるあなたの父が、…報いてくださいます」(マタ6:4)とイエスが言われたのは、たぶん施しを例にして、神は人の目に隠れたことをご覧になり、人に認められるためではなく神のために行動するなら、喜ばれるということを教えようとされたのでしょう。
人に認めてもらえなくても気にしてはいけません。誠実に神と人とに仕えているなら、神はそれをご存じです。さあ、元気を出しましょう。
主よ、人に認められたい、ほめられたいという願いがよぎるとき、どうか赦してください。そして、唯一あなたの栄光のために、人に仕えていけるよう助けてください。
神は私たちが神のために行う全てのことをご覧になっている。