ヨーロッパ旅行の楽しみのひとつは点在する大聖堂を訪問することです。天に向かってそびえたつ建物の美しさは息を呑むほどです。また、中に収められた絵画、彫刻などは驚くほど素晴らしく荘厳で、訪れる人を魅了します。
これらの建築物は、神の栄光とすべてに勝る素晴らしさを表すために建てられました。それを思うとき、自分たちは、どのようにして神の壮大さ気高さを心に感じ取り、その偉大さを忘れないようにできるだろうと考えます。
ひとつの方法は、人の手による堂々とした建築物を見るときに、神の創造の御業は、それ以上だと思い出すことです。また、輝く星空を見て、この宇宙をみことばによって造られた神の御力を思うこと、赤ちゃんを抱くときに、生命の奇跡を感謝すること、雪に覆われた山々や大きな海原を見て、その中に無数の生き物が宿り、神の力がこれらの生態系をつかさどっておられることを思い巡らすなどです。
人が天に届くような高層建築を建て、それによって神を指し示そうとするなら、そのこと自体は悪くありません。しかし、私たちの心からの称賛は、建物にでも、建築家にでもなく、神に向けられるべきです。私たちは「主よ。偉大さと力と栄えと栄光と尊厳とはあなたのものです」(Ⅰ歴29:11)と主をたたえるべきです。
主よ、あなたの偉大さに、私たちは思わず息を呑みます。あなたが造られた世界とあなたのみことばが、あなたの偉大さを語りつづけてくださることを感謝します。
神だけが礼拝に値するお方だ。