ふたりの友人から「急ぐことを断固として生活から排除する」という哲学者ダラス・ウィラード博士の名言を立て続けに言われました。耳を傾けるべき忠告です。自分ひとり空回りして時間やエネルギーを無駄にしたり、神に導きと助けを祈るのもそこそこに動き出したり…。私は数カ月の間、そういう傾向を見つけては、この言葉を思い出し、主と主の知恵に常に向き合おうとしました。自分のやり方にこだわらずに神に頼りなさいと、何度も自分に言い聞かせました。
結局のところ、髪の毛を振り乱して働くことは、預言者イザヤが語る「全き平安」の正反対です。神は平安を主に信頼する「志の堅固な者」に与えられます(イザ26:3)。「主は、とこしえの岩」ですから、今日も、明日も、そして永遠に信頼できるお方です(4節)。主にしっかりと焦点を合わせて信頼するなら、生活の慌ただしさに振り回されずにいられます。
自分の生活を振り返ってみましょう。いつも慌ただしく、焦りさえ感じていますか。それとも、平安を保っているでしょうか。または、両者の間を行ったり来たりしているでしょうか。みなさんの状況がどうであれ、私は、今日、祈ります。主は私たちを見捨てず、私たちに平安をくださいます。その主を信じて、忙しさに振り回されませんように。
主なる神よ、人知をはるかに超えた平安をくださり、感謝します。どうか、この賜物を軽んじませんように。
神の平安は、私たちを慌ただしさから解放する。