ジョン・F・ケネディー米大統領が1963年に暗殺された際の映像に、コートを着た女性が写真撮影をしている姿が映っています。ロシアのバブーシュカ風スカーフをつけていたのでバブーシュカ・レディーと呼ばれ、この事件の謎のひとつです。未だ人物が特定されず、撮影されたフイルムも所在不明です。彼女は恐怖のあまり沈黙しているのだろうと歴史学者たちは推測しています。

イエスの弟子たちが隠れていた理由を推測する必要はありません。自分たちの主を殺した権力者たちを恐れて人前に立ちたくなかったのです(ヨハ20:19)。しかし、イエスは墓からよみがえり、聖霊が降臨すると、臆病だった弟子たちは黙っていることはできませんでした。ペンテコステの日、聖霊に満たされたシモン・ペテロは「イスラエルのすべての人々は、このことをはっきりと知らなければなりません。すなわち、神が、今や主ともキリストともされたこのイエスを、あなたがたは十字架につけたのです」(使2:36)と語りました。

イエスの御名を大胆に語る機会は、積極的な人や伝道の訓練を受けた人限定で、訪れる訳ではありません。私たちの内におられる御霊が、イエスの福音を語ることができるようにしてくれます。私たちは主の御力によって、救い主を伝えるという体験ができます。