よく5年計画について尋ねられますが、先のことは分からないのにどうやって計画するのでしょう。スタンフォード大学に学生をケアする牧師として採用された昔を思い出します。私は大学で体育教育を専攻し、楽しく学びましたが、その分野で学者の実績を残したわけではありません。プレッシャーを感じ、暗中模索する日々でした。祈りつつ学内を歩き回っていたある日、知らない学生に、彼の友好会で聖書の学びを導いて欲しいと頼まれました。これが始まりでした。

神は交差点の道路標示ではなく、私たちとともに歩んでくださる道案内人です。想像もしない道に導かれるかもしれませんが、私たちがすべきことは、ただ主とともに歩くことです。それは楽な道ではありません。険しい道もあるでしょう。しかし、神は「やみを光に」変え、「見捨てない」と約束されました(イザ42:16)。神はずっと一緒にいてくださるのです。

使徒パウロは、神が、私たちの願うところ、思うところのすべてを越えて豊かに施すことのできるお方だと語ります(エペ3:20)。計画を立てたり、夢を見たりすることは悪くありません。しかし、主のご計画は、それをはるかに超えています。自分の計画に固執せず、神のお考えを伺うゆとりを持ちましょう。