フェーン現象によって1943年1月、サウスダコタ州スピアフィッシュでは、わずか2分間のうちに、気温がマイナス20度から7度に上昇しました。実に27度の温度差です。また米国で24時間に最も変動した気温は、マイナス48度から9度で、1972年1月15日、モンタナ州ロマの記録です。実に57度の変動です。
急激な変化は、気象だけに限りません。人生にも起こることです。使徒ヤコブは「聞きなさい。『きょうか、あす、これこれの町に行き、そこに一年いて、商売をして、もうけよう』と言う人たち。あなたがたには、あすのことはわからないのです」と書いています(ヤコ4:13-14)。思いがけない別れ、厳しい検診結果、家計の悪化、急な状況の変化など、人生は、予想できないことばかりです。
ですから、ヤコブは、全能の神を考えに入れないむなしい誇りをもって高ぶらないように警告しています(16節)。そして教えます。「あなたがたはこう言うべきです。『主のみこころなら、私たちは生きていて、このことを、または、あのことをしよう』」(15節)。
人生は予測不能ですが、唯一はっきりしていることがあります。神は、人生に不意打ちされた私たちのもとを決して離れません。神だけが生涯変わらない存在です。
急激な変化に遭遇したとき、あなたはどう反応しますか。信仰による応答とは、どのようなものだと思いますか。
父なる神よ、予測できないことや制御できないものを恐れていたことをお赦しください。あなたの内に憩うことができるように助けてください。