天国で待つ相続財産
レストランで食事をした後、「パパ、ありがとう」と言いました。大学から帰省中でしたが、既に自立していたので、親にお金を払ってもらうのは妙な気分でした。父は「どういたしまして。でも、水臭いことは言うな。自立したのは分かっているが、いつまでも私の娘だし家族の一員なのだから」と言ってくれ、私は笑顔で感謝しました。
パンの祝福
長女の13歳の誕生日、私たち夫婦は、彼女の誕生以来書きつづけてきた日記を贈りました。彼女の好き嫌い、ユニークな行動や発言などが記録されていますが、部分的には、神が彼女のうちにどう働いておられるかを垣間見て記した手紙のようです。娘は感激しました。ありのままの自分のルーツを知れたからです。
豊かな実
リサイクルショップで感じの良いランプを見つけて買いましたが、コンセントにつないでもつきません。夫が分解してみると配線がありません。電源につながる線が無いのですから、役立つわけがありません。
きこりの教訓
大学時代、薪を割り、束ね、販売して配達するというアルバイトを一年しました。きつい仕事でしたので、列王記第二6章に登場する不運なきこりに同情します。
尊い旅立ち
彫刻家リズ・シェパードの2018年の作品「待つ」について、「人生の尊く超越的なものを喚起させる」と、ボストングローブ紙が評しています。死にゆく父の枕元で過ごした時にインスピレーションを得たという作品は、切なさ、喪失の虚しさ、愛する人に手が届かないというはかなさを伝えようとしています。
救いを見る
ソニアは53歳。仕事も故国も捨てて亡命団に加わることになろうとは思いもしませんでした。ギャングに甥を殺され、17歳の息子も拉致されそうになりました。逃げる他に選択肢はありません。「私は祈りました。主よ、どうか飢え死にしませんように…何でもします。息子がギャングになって惨殺されるより、この苦しみのほうがましです」と彼女は語ります。聖書は、ソニアと息子に、また不正と暴虐に苦しむ多くの人々に対して何を語るのでしょう。
また、お祈りの時間です
家に車を入れ、隣家のミリアムと幼い娘のエリザベスに手を振りました。「ほんの2、3分」と言ったのに、長話から祈り会に発展する大人の会話に、エリザベスはもう慣れています。庭の真ん中の木に登り、枝に腰かけて足を揺らしていました。そしてしばらくするとピョンと飛び降り、走って来ると、私たちの手を握って、にっこり歌うように言いました。「また、お祈りの時間ですよ~。」私たちの友情にとって祈りがどれほど大切か、幼いながらも分かっているようです。
挫折
ジャクソンは幼い頃からアメリカ海軍の特殊部隊に入ることが夢でした。肉体を鍛え自己犠牲を強いる生活に何年も耐え、ついに訓練生が「地獄週間」と呼ぶ、厳しく徹底的な訓練に進みました。ところが、彼の体力では耐えきれず、脱落すると司令官と仲間たちに告げる鐘を仕方なく鳴らしました。大抵の人にとって、これは挫折でしょう。ジャクソンも非常に落胆しました。しかし、この挫折が生涯の仕事の準備だったと、後で分かりました。
再会
男の子は兵士の父親から届いた大きな箱を勇んで開けました。仕事柄、彼の誕生日には戻れないでしょう。箱の中にはラッピングされた別の箱があり、次もまた箱。その中には「あ!」と書いた紙が入っていました。戸惑って顔を上げると、部屋に父が入って来ました。子どもは涙目で駆け出し「パパ、会いたかった。大好き!」と叫んで、彼の腕に飛び込みました。