小野田寛郎は、第二次世界大戦の際、フィリピンのルバング島にスパイとして送られました。そして、敗戦となって平和条約が締結された後も、それを信じず隠れていました。大戦終結から29年間、ジャングルに潜んでいたのです。しかし1974年3月、当時の上官が現地におもむき、投降するよう説得しました。彼は長年、不自由な生活をしましたが、それは、戦いに決着がついたと信じず、降伏を拒んだからです。
私たちも同じ過ちを犯しがちです。使徒パウロは「キリスト・イエスにつくバプテスマを受けた私たちはみな、その死にあずかるバプテスマを受けた」(ロマ6:3)と宣言しました。イエスは十字架で、サタンのうそや、死の恐怖、まとわりつく罪を葬られたので、私たちは「罪に対しては死んだ者であり、神に対しては生きた者」です(11節)。それなのに、誘惑に身をゆだねて、悪がいまだ力を持っているかのように行動します。サタンのうそを信じたり、イエスを信頼しそこなったりします。
もう偽りを捨てましょう。キリストが勝利したという真の物語を、神の恵みによって握りしめ、生きていきましょう。
私たちは罪と戦いつづけますが、イエスが勝利されたという真理によって解放されます。その事実をイエスの御力によって体現していけますように。
罪と死の力に今でも押さえつけられていると信じてしまう誘惑はどんなときに起こりますか。キリストの勝利を見たと思うのはどんなときですか。
イエスよ、あなたは悪と戦って勝利されました。それを知っている人として生きていけるようにどうか私を助けてください。
Facebook User 045a3a30 オン 2020年8月3日 11:49 am
いつもどこかで罪悪感を感じてしまう自分がいる。まずは自分の罪と相手の罪を分けて考えるように境界線を学ぶことの必要性を感じる。そして、罪に対しては死に、キリストによって生かされていることを毎回覚えたい。このことは、今年通して自分がメタノイアしたいこと。明らかにしてくださった神様に感謝します。