若い警備員がドアのロック部分に貼られたテープを発見してはがしました。しかし、しばらくして戻ってみると、また貼ってあります。彼は警察を呼び、5人の侵入者が逮捕されました。民主党本部があるワシントンD.C.のウォーターゲートビルで1972年に起こったことです。警備員の真面目な仕事ぶりが、特大の政治スキャンダルを露呈させました。

ネヘミヤはエルサレムの壁の再建に懸命でした。竣工が近づいた頃、近隣の抗争相手たちに呼び出されました。友好的に見える陰湿な罠です(ネヘ6:1-2)。ところが、ネヘミヤは「私は大工事をしているから、下って行けない。私が工事をそのままにして、あなたがたのところへ下って行ったため、工事が止まるようなことがあってよいものだろうか」(3節)と応じました。仕事に対する強い信念の表明です。

ネヘミヤはある程度の立場にいましたが、英雄ではありません。偉大な戦士でも、詩人でも、王や預言者でもありません。工事の請負人になった献酌官でした。しかし、自分の仕事は神の目に非常に重要だと信じていたのです。

私たちも今の仕事は神がくださったと真剣に受け止めましょう。そして、主の力によって、頑張りましょう。