休暇を過ごした町でウェイターのロジェリオと知り合いました。彼は、強い信仰と思いやりに富んだ妻のカリーが、神からのこの上ない贈り物だと語りました。最初の子どもが産まれた後、神はふたりにダウン症の姪の世話を託されました。間もなく、義母を引き取って介護することにもなりました。

ロジェリオは、妻が彼女たちの世話に専念できるように、1日に2度のシフトに頻繁に入って家計を支えています。親族に仕えるために家庭を開き、笑顔で働くふたりの愛に感動しました。私がそう言うと、彼は「彼らに仕えられて光栄です。…もちろん、あなたにも」と答えました。

ロジェリオの姿は、神の支援を信じて私心なく互いに仕え合う人生は、力強いことをあかしします。使徒パウロは「兄弟愛をもって心から互いに愛し合い…望みを抱いて喜び、患難に耐え、絶えず祈りに励みなさい」(ロマ12:10-12)と教えます。

人生は一瞬で変わるかもしれません。自分や家族が耐え難い状況に追いやられるかもしれません。しかし、神を待ち望みながら、与えられたすべてを進んで分かち合おうとするなら、私たちは神の不朽の愛に一緒になってしがみつくことができるのです。