月別: 2021年5月

秘密の贈り主

退役兵士のクリストファーは身体に障害があり、何をするにも人一倍苦労しますが、家族のために頑張っています。毎週、手押しの芝刈り機で庭の世話をしています。そんなある日、彼は手紙を受け取りました。そればかりか、カート式の高価な芝刈り機もです。送り主は匿名でした。その人は困っている人を助ける特権にあずかれただけで満足だったのでしょう。

ふさわしいお方

イギリスの医療宣教師ヘレン・ローズベアは、1964年、コンゴ動乱の際、反乱軍に捕らえられ、虐待されました。彼女は、こんな苦痛に耐える価値があるのかと自問しました。イエスに従う代償について考えだしたとき、彼女は神が語りかけておられると感じました。後年、次のように語っています。「神は質問を変えなさいと言われました。『耐える価値があるか』ではなく『ささげるに値するか』と問いなさいと言われました。」

デスゾーン

エベレスト登頂に成功した登山家は、2019年のその日、最後の朝日を見ました。彼は危険な登りに耐えましたが、高地が心臓にダメージを与え、下山途中に落命しました。専門家は、頂上はゴールではないと警告します。自分が「デスゾーン」にいると認識して、登下山はすみやかにしなければなりません。

虹の輪

エイドリアンは登山中に不思議な体験をしました。それはブロッケン現象といって、虹色の光の輪の中に自分の影が映るというものです。自分の背後から差し込んだ日光が、雲に反射して起こります。彼は、この魔法のような光景を前に大喜びしました。

再び栄える

太陽や水の恵みをたっぷり受けて、あざやかな野花がカリフォルニアの山や谷を彩っています。しかし、干ばつのときはどうでしょう。ある研究によると、野生の植物の中には、発芽にブレーキをかけて大半が種のままとどまる種類があるそうです。地中に保たれていた種は、干ばつが終わると芽吹き、花を咲かせるといいます。

勇敢な愛

彼らは4人の従軍牧師でした。輸送艦ドーチェスターは、第二次大戦中の1943年2月の寒い夜、グリーンランド沖で魚雷を受け、沈没しかかっていました。4人は慌てふためく兵士たちに全力で仕えました。生存者によれば、救命ボートに殺到する兵士たちに、勇気を説いていたそうです。救命胴衣が足りなくなると、自分たちのものを若い兵士に与えました。自らは死ぬ覚悟で、若い兵士を助けたのです。生存者のひとりは「見たことのない高貴な光景だった」と述べています。彼らはともに沈みゆく兵士たちを勇気づけようと、腕を組み、大声で祈りました。

ギアをニュートラルに

軽トラックの運転手は、ドライブスルー洗車機に入る直前、下りて車の後ろに回り、回転ブラシに引っかからないように牽引フックをはずしました。そしてお金を払って、自動走路に入りましたが、ギアがドライブに入ったままでした。係員が「ニュートラルに!」と叫びましたが、窓が閉まっていて聞こえません。車はほとんど濡れず、たった4秒で通過しました。

計画がある

もうすぐ18歳になるケイデンは、奨学金を取得し、第一志望の大学に通うのを心待ちにしていました。高校時代はユースミニストリーにかかわり、大学では学生伝道にかかわりたいと思っていました。バイトで貯金もできていたし、次のバイトも決まっていました。彼には大きな目標があり、それに向かってすべてが予定通り進んでいました。ところが、2020年の春、世界中に感染症が広がり、すべてが変わりました。

見えない光景

ユーリイ・ガガーリンが、世界初の有人宇宙飛行から帰還し、パラシュートでロシアの田舎に着地すると、農家の女性がオレンジ色の宇宙服姿に驚いて尋ねました。「宇宙から来たの?」「そのとおり」とガガーリンは答えました。