ジムは農家の3代目です。「わたしの名を恐れるあなたがた…は外に出て、牛舎の子牛のようにはね回る」(マラ4:2)という聖書のみことばに感動し、永遠のいのちをくださいとイエスを受け入れました。ジムの娘によると、自分の子牛が喜び勇んで牛舎を飛び出していく様子を知っているので、神が約束した本当の自由について納得したといいます。私たちはこのとき、マラキ書4章の比喩的表現について話し合っていました。

預言者マラキは、神の名を恐れ、神に忠実である人々と、自分の力に頼る人たちとを区別しました(4:1-2)。当時は、宗教指導者を含む多くの人が、神や誠実な生き方を軽視していました。マラキは、神に従って正しく生きるようにと呼びかけました(1:12-14、3:5-9)。やがて、神が忠実な人とそうでない人を分ける日が来るからです。「義の太陽が上り、その翼には、いやしがある」(4:2)という人たちの喜びを表すために、喜んで跳ね回る子牛という比喩が用いられました。言葉を超えた喜びを表しています。

神の約束はイエスを通して全うされました。本物の自由が万民に与えられるという福音の到来です(ルカ4:16-21)。いつの日か、神は被造物を刷新し回復させられます。そこで私たちは、この自由を完全に味わうのです。そこで喜び踊るとは、なんと素晴らしいことでしょう。