ペンシルベニア州立大学の科学者たちは、接着力が非常に強いにもかかわらず剥がすことが可能な新しい接着剤を開発しました。そのヒントはカタツムリの粘液です。カタツムリの粘液は、乾燥した状態では固まり、湿った状態では緩みます。カタツムリはその性質のおかげで、安全な湿度の高い環境では自由に動き回り、動くと危険な環境では、何かの裏にしっかりとくっついているのです。

自然界に着目した彼らのアプローチは、偉大な科学者ヨハネス・ケプラー(1571年~1630年)の言葉を想起させます。彼は、自分の発見に関して、神ならどうされるだろうと考えただけだと語りました。聖書は神が天地万物を創造されたと語ります。陸地の植物(創1:12)、「海の巨獣」と「翼のあるすべての鳥」(21節)、「地面を這うすべてのもの」(25節)を造られ、「ご自身のかたち」に人を造られました(27節)。自然の動植物の性質を発見するとは、結局のところ、神が造られたもののありように気付いたということです。

神は1日の終わりに造られたものを見られて、それらを良しとされました。神が造られた自然について学び、さらなる発見をするとき、神の偉大な業を知り、その素晴らしさを語り、自然環境を守っていくことができますように。