スイスのオルテンで、2020年8月、チョコレートの雪が降りました。チョコレート工場の換気システムが誤作動を起こして、チョコレートの粒子を放出した結果、道路や車がチョコレートでおおわれ、町中が甘い香りに包まれました。
おいしい食べ物が天から魔法のように降ってくると聞くと、出エジプト記を思い出します。エジプトから劇的に脱出した後、人々は荒野で困難に直面しましたが、特に水と食料の不足は深刻でした。神は彼らの苦境を見て「天からパンを降らせる」(出16:4)と約束されました。すると次の日の朝、荒野一面を霜のような薄片がおおっていました。マナと呼ばれた日々の糧は、その日から40年間、降り続きました。
イエスが奇跡を起こして群衆にパンを与えられると、このお方は神から遣わされたのかもしれないと人々は思いました(ヨハ6:5-14)。しかし、イエスは、ご自分が「いのちのパン」(35節)だと言われました。一時的な満足ではなく、永遠のいのちをもたらすために遣わされたと語られたのです(51節)。
イエスは霊の糧に飢えている人々に、神と過ごす永遠のいのちを差し出されました。心の奥底の飢え渇きを満たすためにイエスが来られたことを信じ切ることができますように。
イエスが必要だと特に思うときはいつですか。どんなときに霊が満たされていると感じますか。
イエスよ、私が神と永遠に親しい関係になれるように、地に下りて、いのちのパンをくださったことを感謝します。