人はイエスを何者と言うのでしょう。偉大な教師だが、1人の人間でしょうか。『キリスト教の精髄』の著者として有名なC.S.ルイスは、私たちは二者択一しなくてはならないと語ります。この人が神の子であり、今もそうだと考えるか、それとも精神を病んだ人、もしくは悪人と断じるかであり、偉大なる教師などというのは、おためごかしにすぎないと述べています。

イエスは「人々はわたしをだれだと言っていますか」と弟子たちに尋ねました(マコ8:27)。人々は、バプテスマのヨハネ、エリヤ、預言者の1人などと言っていました(28節)。次に、「あなたがたは、わたしをだれだと言いますか」と、彼らの考えを尋ねると、ペテロが「あなたはキリストです」(29節)と正しく答えました。

私たちはどうでしょう。イエスは「わたしと父(神)とは一つです」(ヨハ10:30)と言われました。もし、これがうそならば、イエスは良い教師や預言者ではあり得ません。弟子たちどころか悪霊でさえ、イエスを神の子と告白しました(マタ8:29、16:16、Ⅰヨハ5:20)。神に助けていただいて、イエスが何者か知らせていけますように。