アメリカ西海岸をシアトルからサンディエゴまで、自転車で2,000キロを旅したジェームズという人がいました。私の友人は、ゴールまで500キロほどのビッグ・サーの断崖付近で彼と知り合いました。最近、キャンプ道具が盗まれたと聞いて、友人は毛布とセーターを提供しようと言いましたが、断わられました。なぜなら、南下して気候が温暖になると、物を捨てていくからです。目的地に近づけば近づくほど疲れてくるので、荷物を軽くしていくのだそうです。

ジェームズの考えは賢明で、ヘブル人への手紙の著者の主張を反映しています。私たちは人生の旅を続けるにあたって「一切の重荷とまとわりつく罪を捨て」る必要があります(12:1)。前進したければ身軽にならなくてはなりません。

キリスト者としてこのレースを走るには粘り強さが必要です(1節)。また、恨みや自己憐憫、その他、足を引っ張る様々な罪から自由にならなければ走り続けられません。イエスに助けてもらわなければ、身軽になることも、走り続けることもできません。どうか「信仰の創始者であり完成者」(2節)を見つめ続けて、「心が元気を失い、疲れはててしまわないように」(3節)助けていただきましょう。