詩人アニー・ジョンソン・フリント(1866-1932年)は、若くして重度のリューマチを患い、自力では歩けず介護が必要でしたが、彼女の作品に感動した客がたびたび訪ねてきました。ある失意の女性は、面会の後、神はなぜアニーにそんな試練を与えられたのかしらと手紙を書きました。アニーは「空がいつも青く澄んで、わたしたちの行く道にはずっと花が咲き乱れているとか、……そうではなく神さまの約束は……」と、詩を書いて返信しました。彼女は苦難の中にいましたが、神が御民を決して見放さないと知っていました。その詩は、試練の中の恵み、上からの助け、尽きぬあわれみ、不朽の愛が約束されていると続きます。

モーセも苦境に陥りましたが、神の臨在が離れないと知っていました。ヨシュアを後継者にすると、「あなたの神、主ご自身があなたとともに進まれる」のだから、強く雄々しく前進しなさいと語りました(申31:6)。約束の地に入ると強い敵と対じしなければならないので、「恐れてはならない。おののいてはならない」と命じたのです(8節)。

罪に染まった世界に困難はつきものですが、神の霊は慰め励ましてくださいます。神は決して私たちのそばを離れません。