リンカーンの伝記を書こうと決めたものの、彼に関する本は既に1万4千冊余りあるという事実に、歴史作家ドリス・カーンズ・グッドウィンは圧倒されました。この敬愛される指導者について、さらに語るべきことはあるでしょうか。しかし、彼女は「リンカーン:A Team of Rivals (ライバルのチーム)」を書き上げました。リンカーンの統率力に関する新鮮味ある洞察が高く評価され、その本はベストセラーになりました。

イエスについて書こうとした使徒ヨハネの問題は、書ききれないほど多くの題材があることでした。彼はその本の最後で「イエスが行われたことは、ほかにもたくさんある。その一つ一つを書き記すなら、世界もその書かれた書物を収められないと、私は思う」(ヨハ21:25)と述べています。

そこで彼は、イエスは神であると証明するいくつかの奇跡だけを選んで、そこに焦点を当てました。しかし、背後には、「イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるためであり、また信じて、イエスの名によっていのちを得るため」(20:31)という、不滅の目的がありました。

ヨハネは山のような証拠の中から、イエスには信じるに足る理由が十分にあると示す根拠を提示しています。あなたは今日、誰にイエスを紹介しますか。