映画に「リブート版」というものがあります。それは、よく知られたヒーローものや、おとぎ話などの古い作品に新しい解釈を加えて作り直したものです。あまり有名ではない作品を新しい切り口で作り直したりもします。それは仕切り直しとも言えます。新しい息を吹き込んで再出発させるのです。

福音もリブートの一面があります。福音とは、イエスが神の赦(ゆる)しと豊かな永遠のいのちを下さるという知らせです(ヨハ10:10)。神は私たちを愛されるので、毎日、新しい日を下さいます。「実に、私たちは滅び失せなかった。主のあわれみが尽きないからだ。それは朝ごとに新しい。『あなたの真実は偉大です。……』」(哀3:22-23)と、預言者エレミヤが語るとおりです。

今日、神が良いお方だという体験をし、明日もまたその種の新しい体験をします。そういう毎日を過ごしなさいと、神の恵みは私たちを招きます。過去の失敗や、それ以外の理由で苦境にある人に、神の御霊は日々、赦しと再生のいのち、そして希望を届けます。ある意味、毎日がリブート作品になるチャンスです。偉大な監督が導かれます。このお方に従って、自分の人生の物語を、神の大きな物語に織り込んでいただきましょう。