エモリー大学の研究者らは、MRIを用いて孫のいる女性の脳を調べ、共感度を計りました。自分の孫、自分の成人した子、他人の子どもに対する反応を比べた結果、我が子よりも孫に対して、共感度が高いと分かりました。その要因は「かわいさ」だそうです。つまり、自分の孫は、大人の我が子より「かわいい」のです。それは当然だと言う前に、この調査をしたリリング博士の言葉に耳を傾けてください。「おばあちゃんは、孫が笑っていると、その子の喜びを感じ、孫が泣いていると、その子の心の痛みを感じます」

神の御民に対する感情を、このMRI画像のように描いた預言者がいます。彼は、「主はあなたのことを大いに喜び、その愛によって……高らかに歌ってあなたのことを喜ばれる」(ゼパ3:17)と語りました。これを「あなたは神の心を喜びで満たし、神は高らかに歌う」と説明する人々もいます。祖母の共感のように、神は私たちの心の痛みも感じられます。「彼らが苦しむときには、いつも主も苦しみ」(イザヤ63:9)と聖書が語るとおりです。私たちの喜びを感じ、「主はおのが民を喜」(詩149:4 口語訳)んでくださいます。

あなたが失望したとき、神は心から同情しておられます。神は疎遠で冷たい方ではなく、私たちを喜んで愛してくださるお方です。さあ、神のみそばに行きましょう。そして、神のほほ笑みを感じ、神の歌を聞きましょう。