ウエストバージニア州グリーンバンクは、起伏に富んだアパラチア山脈沿いの小さな町です。何の変哲もありませんが、ある一点だけ違っています。住民142人全員がWi-Fiにつながっていないのです。グリーンバンク天文台の電波望遠鏡は常に作動しているので、これに対する電波障害を防ぐために、近隣ではWi-Fiや携帯電話の使用が制限されています。グリーンバンクは、北米で最も電波が静寂な地域といえます。

静寂が、前進できる最適な環境ということがあります。神との関係においては特にそうです。イエスが、その模範です。天の父と会話をするために、人から離れて静かな場所に行かれました。聖書は「イエスご自身は、よく荒野に退いて祈っておられた」(ルカ5:16 新改訳第二版)と語ります。この「よく」は恐らく、これがイエスの日常的な習慣だったと示しているのでしょう。それが鍵であり、私たちにとって、完璧な模範です。宇宙の創造主たるお方が、ここまで父なる神に頼る必要性を認識しておられるのです。当然、私たちはもっと必要でしょう。

静かな場所に下がって神の臨在の中で元気を回復すると、私たちは新たな力で前進することができます。今日、あなたにとって、そういう場所はどこですか。