子ども連れの若い女性が来たのは礼拝の終了間際でした。「教会は終わりですか」ときかれたので、受付の人は、近くの教会の第2礼拝がもうすぐ始まると伝え、送りましょうと申し出ました。その女性は、とても感謝している様子でした。受付の人は後からこう思いました。「教会は終わったか。いや、決して終わらない。神の教会は永遠に続く」と。

教会は壊れる「建物」ではなく、神に忠実な人たちです。使徒パウロはこう語ります。「聖徒たちと同じ国の民であり、神の家族なのです。使徒たちや預言者たちという土台の上に建てられていて、キリスト・イエスご自身がその要の石です。このキリストにあって、建物の全体が組み合わされて成長し、主にある聖なる宮となります。あなたがたも、このキリストにあって、ともに築き上げられ、御霊によって神の御住まいとなるのです」(エペ2:19-22)

イエスが永遠の教会を設立されました。そして、どんな苦難も「よみの門もそれに打ち勝つことはできません」(マタ16:18)と宣言されました。

このように力強い視点を持つなら、地方教会、つまり私たち全体は、普遍的な神の教会の一部であり、「キリスト・イエスにあって…… 世々限りなく、とこしえまでも」(エペ3:21)建てられていきます。