キリストの光が輝く
ミシガン州ハイランドパーク市は、数十年間の人口減少によって財政が厳しく、電気料金を支払えませんでした。電力会社は、街灯向けの電力供給を止め、1400基の街灯の電球を撤去しました。暗闇は安全な市民生活を脅かします。ニュースの取材にある人が言いました「ほら、学校に行く子どもが来ました。まだ薄暗いのに灯りがありません。子どもが暗く危険な道を歩かなければなりません」。その状況を変えたのは、太陽光発電の街灯を設置する非営利団体です。この団体は、市民のニーズに応えて光源を確保すると同時に、市の光熱費支出を削減しました。
賢い選択
実家の売却は、気の重いことでした。父亡き後、一人暮らしの愛する母が亡くなり、私の気持ちは複雑でした。私たち姉妹は2年間、空き家を売却する準備のため、掃除や修繕をしてきました。2008年、世界は深刻な不況に見舞われ、不動産は売り値を下げても下げても買い手がつきません。そんなある朝、聖書を読んでいて、この一節に釘付けになりました。「牛がいなければ飼葉桶(おけ)はきれいだが、豊かな収穫は牛の力による」(箴言14:4)
唯一のお方のために働く
プロバスケットボール「デンバー・ナゲッツ」のチャプレン(牧師)カイル・スペラーは、場内アナウンサーでもあります。彼が「さあ、行こう!」と叫ぶと、アリーナのファンもテレビやラジオの視聴者も応答します。その実績から2022年のオールスターゲームの場内アナウンサーに指名されました。
素晴らしい友
母と裏に住むサンチェス夫人は、仲良し、そして、ライバルです。毎週月曜日、どちらが先に洗濯物を干すかを競います。「負けた!」と言った次の週は、母が先に干します。二人は競争を楽しみ、長い間、両家の間の通路を共同で使うだけでなく、互いの知恵や体験、希望も共有してきました。
賢明な喜び
大きな病院の救命救急医ジェイソン・パーソフは「パンデミックにやられてしまう」と危機感を持ちながら、全力でコロナ患者を救おうとしていました。そんな彼が、休養日にリラックスする方法は、雪の結晶の拡大写真を撮ることでした。パーソフ医師は、小さくても美しいものに喜びを見つけることで、創造主にしっかり結びつこうとしたと語ります。また、大多数の人が気付こうとしない世界を見たとも述べています。
新たな歩み
拍手喝采の中、成績優秀者に続いて、著しく前進した生徒たちが表彰されました。赤点ラインからの脱出、問題行動の解決、授業への出席や参加などを目指して1年間頑張った人たちです。この生徒たちの親は、過去ではなく、良い方向に歩み出した我が子の今を見て、笑顔で喜びました。
寛大な愛
米国の退役海軍大将ウィリアム・マクレイブンの大学卒業式の祝辞は、動画再生回数が1億回に達しました。それは「世界を良くしたいなら、自分のベッドを毎朝きっちり整えるところから始めなさい」というものですが、彼は他にも説得力のある教訓を語っています。それは中東での軍事作戦で、無実の人々が誤って殺された時のことです。彼は間違いを認め、真摯(しんし)に謝罪しようと決意すると、通訳を介して故人の父親に伝えました。「私は軍人です。しかし、私にも子どもがおり、あなたの心中をお察しします」。彼は家族から「赦し」という寛大な恵みを受け取りました。生き残った別の息子は「ありがとうございます。私たちはあなたを恨みません」と応えたのです。
分断されない
ティファニー・ゴルソン博士は、イリノイ州イースト・セントルイスで、治安の悪さが町に与える影響を見てきました。しかし2023年までに、犯罪率が殺人で31%、全体でも37%減少したのです。何が起きたのでしょう。市の治安改善グループに、州と市の警察、市内の園および学校、宗教団体などが参加し、市民のために協力した結果、流れが変わったのです。
孤独な人の友
仕事でロンドンに移り住んだ当初、ホリー・クックには友だちがいなくて、週末は惨めでした。世界的な調査によると、ロンドンは憂うつな町の上位にランクされていて、市民の55パーセントが孤独だと答えています。隣国ポルトガルのリスボンではわずか10パーセントなのに……。ホリーは勇気を出し、つながりを求めて「ロンリー・ガールズ・クラブ」というSNSグループを立ち上げました。すると、約3万5千人が登録したのです。数週間ごとに開かれる少人数の集まりでは、公園でピクニック、絵画教室、アクセサリー作り、ディナー、さらには子犬の外遊びセッションなどが催されます。