スポーツ記者ヒュー・フラートンには鋭い分析力がありました。1906年の野球のワールドシリーズで、前評判の高いシカゴカブズは、第1試合と第3試合に負け、第2試合には勝ち、第4試合には雨が降ると予想し、その通りになりました。1919年のワールドシリーズでは八百長試合を疑いました。世間は笑いましたが、またも正解でした。

フラートンは事実を検証する賢い人でした。預言者ではありません。一方、エレミヤは必ず預言が成就する、正真正銘の預言者でした。彼は牛のかせをかぶり、バビロンに降伏して生き延びよとユダに命じました（エレ27:2、12）。一方、偽預言者のハナンヤは反対し、そのかせを砕きました（28:2-4、10）。エレミヤは言いました。「ハナンヤ、聞きなさい。主はあなたを遣わされていない。……今年、あなたは死ぬ」（15-16節）。そして２カ月後、ハナンヤは死んだのです（17節）。

新約聖書は語ります。「神は昔、預言者たちによって、……先祖たちに語られましたが、この終わりの時には、御子にあって私たちに語られました」（へブ1:1-2）。イエスの生涯、死、復活、聖書のみことばと聖霊の導きを通して、神の真理は、今日も尚、私たちに指示を与えておられます。