普段、現金は持たないのですが、パトリックはその日、5ドル札を持って学校に出勤するよう神が促しておられると感じました。そして昼休み、騒がしい食堂で声を聞きました。「スコッティがおうちの事情で今週分の給食費の5ドルを払えないらしい」。少年を助けようと紙幣を差し出した時、パトリックは、神の計らいに感動しました。
使徒パウロは、キリスト者が救われたのは「行った義のわざによってではな」いが(テト3:5)、「良いわざに励むことを心がけ」(8節、14節)ねばならないと教えています。日々忙しく、てんてこ舞いかもしれません。自分のことだけで精一杯と思うかもしれません。しかし、私たちはイエスを信じる者なので、「良いわざに備える」必要があります。持っていないものやできないことを数えて尻込みせず、神の助けがあれば持てるもの、できることを考えて備えましょう。そうすれば、絶妙のタイミングで人助けができ、神が栄光を受けられます。聖書は語ります。「あなたがたの光を人々の前で輝かせなさい。人々があなたがたの良い行いを見て、天におられるあなたがたの父をあがめるようになるためです」(マタ5:16)
あなたにとって、良いわざに励むことを妨げるものは何ですか。困っている人に迷わず手を差し伸べるために自分の生活をどのように整理することができますか。
天の父よ、善行ができるチャンスがあったのに見て見ぬふりをしてきたことを赦(ゆる)してください。人助けにもっと積極的になれるように助けてください。