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砂漠に花が咲く

約100年前、エチオピアの国土のおよそ40パーセントは緑豊かな森でした。しかし今日、その割合は約4パーセントです。人々は、森林保全をせずに開墾し、自然環境を危機にさらしています。その中にわずかに残った森が点在しています。その多くは教会が管理してきた土地です。エチオピア正教会の各教会は何世紀にもわたって、砂漠の中の緑地を大切に守ってきました。航空写真を見ると、砂色の大地の中に緑の島々があるようです。教会の指導者たちは、自分たちは神の被造物の管理人であり、木々を守ることは、神に対する従順の一端だと固く信じています。

もう一段、進んだ愛

なぜ競合店を助けたのでしょう。ウィスコンシン州のレストラン経営者アドルフォにとって、それは同業者たちを励ますためでした。コロナ禍の営業規制の中、アドルフォ自身、苦境にありました。しかし、地元の会社の太っ腹な行為に触発され、自腹で30万円相当の食事券を買いました。それを来店客に贈り、近隣の別のレストランにも行ってもらうためです。彼の行為は、口先だけでなく行いを伴った愛でした。

遺すものは何か

大恐慌時代に砂嵐が甚大な被害を与えた頃、カンザス州のジョン・ミルバーン・デイビスはずいぶんな散財をしました。一代で大富豪になり、子どもはなく、地域の福祉や経済に貢献することもできましたが、亡き妻と自分の等身大の石像11体に多額の費用を費やしました。

持っているものを用いる

オーストラリアのブリスベン市庁舎は1920年代の素晴らしい建物です。白い階段はミケランジェロのダビデ像と同じ採石場の大理石、尖塔はベニスのサン・マルコ寺院を模し、ドームは南半球最大です。頂上に巨大な平和の天使を飾る予定でしたが、建築資金が底をつきました。そこで配管工のフレッド・ジョンソンは、トイレの水槽や古い街灯、廃棄された金属片などを用いて球状の飾りを作りました。それが約100年間、頂上に鎮座しています。

神のための善行

普段、現金は持たないのですが、パトリックはその日、5ドル札を持って学校に出勤するよう神が促しておられると感じました。そして昼休み、騒がしい食堂で声を聞きました。「スコッティがおうちの事情で今週分の給食費の5ドルを払えないらしい」。少年を助けようと紙幣を差し出した時、パトリックは、神の計らいに感動しました。

持ち主か管理人か

ある大企業の社長は、膨大な富を相続する家族はさまざまな誘惑に襲われるだろうと心配しました。そして「私は会社の持ち主か、それとも管理人か」と自問すると、会社の所有権を手放して持ち株をすべて信託財産にしました。信託資産の利益がキリストの働きに用いられるようにも計らいました。彼が自分のものは神のものという信仰によって決断したので、家族の面々は、自ら働いて生計を立てることができました。