ヒトラーはうそは大きい方が良いと信じていました。信念を実行し、悲惨なことに、首尾よく成功しました。駆け出しの頃は、自分は裏方で十分と言い、政権を握ると、誰も迫害しないと言いました。その後、徳のある父のような指導者のイメージをメディアを通して広めたのです。

サタンは私たちを陥れようとうそをつきます。機会を捉えて、恐れや怒り、絶望を喚起します。彼は「偽り者、また偽りの父」(ヨハ8:44)です。サタンは真実を語れません。なぜなら、イエスのことばどおり、自分の中に真理がないからです。

サタンのうそは、祈りは重要でないと言います。困難には脱出の道はないと言います。一方、聖書は「正しい人の祈りは、働くと大きな力があります」(ヤコ5:16)、「神にはどんなことでもできるのです」(マコ10:27)、神は「脱出の道も備えていてくださいます」(Ⅰコリ10:13)と語るのです。またサタンは、神は私たちを愛していないと言います。しかし、聖書は、どんなものもキリスト・イエスにある神の愛から「私たちを引き離すこと」はできないと語ります(ロマ8:38-39)。

神の真理の力は、うそに打ち勝ちます。聖霊の力でイエスの教えに従うなら、私たちは「真理を知り」、偽りを拒み、真理は私たちを自由にします(ヨハ8:31-32)。