歴代誌上 25:1-27:34
詠唱者
1ダビデと将軍たちはアサフ、ヘマン、エドトンの子らを選び分けて、奉仕の務めに就かせた。彼らは竪琴、琴、シンバルを奏でながら預言した。この奉仕を職務とする者の数は次のとおりである。
2アサフの子らについては、ザクル、ヨセフ、ネタンヤ、アサルエラ。アサフの子らは王の指示に従って預言したアサフの指示に従った。
3エドトンについては、その子らゲダルヤ、ツェリ、エシャヤ、シムイ、ハシャブヤ、マティトヤの六人。竪琴を奏でながら預言して主に感謝し、賛美をささげた父エドトンの指示に彼らは従った。
4ヘマンについては、その子らブキヤ、マタンヤ、ウジエル、シェブエル、エリモト、ハナンヤ、ハナニ、エリアタ、ギダルティ、ロマムティ・エゼル、ヨシュベカシャ、マロティ、ホティル、マハジオト。 5彼らは皆、角を高く上げる神の言葉をもった王の先見者ヘマンの子らである。ヘマンは十四人の息子と三人の娘を神から授けられた。 6彼らは皆、父の指示に従って主の神殿でシンバル、琴、竪琴を奏で、歌をうたって神殿の奉仕に従事し、王と、アサフ、エドトン、ヘマンの指示に従った。 7主に向かって歌をうたうための訓練を受け、皆が熟練した者であったその兄弟たちも含め、彼らの数は二百八十八人であった。 8彼らは年少者も年長者も、熟練した者も初心者も区別なく、くじによって務めの順番を決めた。
9第一のくじはアサフに、すなわちヨセフに当たった。第二のくじはゲダルヤとその兄弟と息子十二人に。 10第三のくじはザクルとその息子、その兄弟十二人に。 11第四のくじはイツリとその息子、その兄弟十二人に。 12第五のくじはネタンヤとその息子、その兄弟十二人に。 13第六のくじはブキヤとその息子、その兄弟十二人に。 14第七のくじはエサルエラとその息子、その兄弟十二人に。 15第八のくじはエシャヤとその息子、その兄弟十二人に。 16第九のくじはマタンヤとその息子、その兄弟十二人に。 17第十のくじはシムイとその息子、その兄弟十二人に。 18第十一のくじはアザルエルとその息子、その兄弟十二人に。 19第十二のくじはハシャブヤとその息子、その兄弟十二人に。 20第十三のくじはシュバエルとその息子、その兄弟十二人に。 21第十四のくじはマティトヤとその息子、その兄弟十二人に。 22第十五のくじはエレモトとその息子、その兄弟十二人に。 23第十六のくじはハナンヤとその息子、その兄弟十二人に。 24第十七のくじはヨシュベカシャとその息子、その兄弟十二人に。 25第十八のくじはハナニとその息子、その兄弟十二人に。 26第十九のくじはマロティとその息子、その兄弟十二人に。 27第二十のくじはエリヤタとその息子、その兄弟十二人に。 28第二十一のくじはホティルとその息子、その兄弟十二人に。 29第二十二のくじはギダルティとその息子、その兄弟十二人に。 30第二十三のくじはマハジオトとその息子、その兄弟十二人に。 31第二十四のくじはロマムティ・エゼルとその息子、その兄弟十二人に当たった。
門衛
1門衛の組分けについて。コラの一族ではアサフの子らの一人、コレの子メシェレムヤ。 2メシェレムヤには息子がいた。長男ゼカルヤ、次男エディアエル、三男ゼバドヤ、四男ヤトニエル、 3五男エラム、六男ヨハナン、七男エルヨエナイ。
4オベド・エドムにも息子がいた。長男シェマヤ、次男ヨザバド、三男ヨア、四男サカル、五男ネタンエル、 5六男アミエル、七男イサカル、八男ペウレタイ。まことに神は彼を祝福された。 6その子シェマヤにも息子が生まれた。息子たちは有能な者だったので、その家系の者たちに対して主導権を握っていた。 7シェマヤの息子はオトニ、レファエル、オベド、エルザバド、その兄弟の勇者エリフ、セマクヤ。 8彼らは皆オベド・エドムの子らで、彼らとその息子たち、兄弟たちと共に奉仕にふさわしい力を持つ勇者たちであった。オベド・エドムに属する者は六十二人であった。
9メシェレムヤには、息子と兄弟が併せて十八人いた。皆、勇者であった。
10メラリの子らの一人、ホサにも息子がいた。シムリが頭であった。彼は長男ではなかったが、父によって頭とされた。 11次男はヒルキヤ、三男はテバルヤ、四男はゼカルヤ。ホサの息子と兄弟は皆で十三人であった。
12彼らによって門衛の組分けがなされた。この者たちの頭ごとに、その兄弟たちと同様に、主の神殿における務めが課せられた。 13彼らは年少者も年長者も家系ごとにくじを引いて、それぞれの門を決めた。 14東の門を守るくじが当たったのはシェレムヤであった。賢明な助言を与えるその息子ゼカルヤのためにもくじが引かれ、北の門を守るくじが当たった。 15南の門を守るくじはオベド・エドムに、その息子たちには倉庫を守るくじが当たった。 16シュピムとホサには西の門と登り道にあるシャレケトの門が当たった。それぞれの分担に従って警戒に当たった。 17東にはレビ人六人、北には毎日四人、南には毎日四人、倉庫には二人ずつ、 18西の廊には通路に四人、廊に二人であった。 19以上がコラとメラリの子らの門衛たちの組分けである。
20レビ人の中でアヒヤが神殿の宝物庫の責任を負い、聖別された物の保管に当たった。 21ラダンの子ら、つまりラダンによるゲルションの子孫で、ゲルションに属するラダンの家系の長たち、エヒエルの一族、 22エヒエルの子らゼタムとその兄弟ヨエルも主の神殿の宝物庫の責任を負った。
23アムラム、イツハル、ヘブロン、ウジエルに属する者については、 24モーセの孫でゲルショムの子であるシェブエルが宝物庫の主任となった。 25エリエゼルによる彼の兄弟たちはエリエゼルの子レハブヤ、その子エシャヤ、その子ヨラム、その子ジクリ、その子シェロミト。 26このシェロミトとその兄弟たちが、ダビデ王と家系の長たち、千人隊と百人隊の長、将軍たちが聖別した聖なる物の保管の全責任を負った。 27彼らは主の神殿を修理するために戦利品の一部を聖別した。 28先見者サムエル、キシュの子サウル、ネルの子アブネル、ツェルヤの子ヨアブなどが聖別したすべての品物もシェロミトとその兄弟たちの手にゆだねられた。
他のレビ人の任務
29イツハルに属する者ではケナンヤとその子らが、神殿以外のところでイスラエルのために働く役人や裁判官となった。
30ヘブロンに属する者ではハシャブヤとその兄弟たち、すなわち勇者千七百人が、主に対するすべての務めと王に対する奉仕がなされるように、ヨルダン以西のイスラエルを監視することとなった。
31ヘブロンに属する者ではエリヤが頭であった。ダビデの治世第四十年にヘブロン一族の系図が調査され、彼らの中では、ヤゼル・ギレアドに勇士のいることが分かった。 32そのエリヤの兄弟、勇者二千七百人は家系の長であり、ダビデ王は神と王にかかわるすべての事柄のために、彼らをルベン族、ガド族、マナセの半部族の上に任命した。
軍隊の組織
1イスラエルの子らの数は次のとおりである。家系の長、千人隊と百人隊の長、役人たちは、王に仕えて、一年中どの月も、月ごとに交替する各組のあらゆる事柄に当たった。一組に二万四千人いた。
2第一の月を担当する第一の組を率いるのは、ザブディエルの子ヤショブアムであった。その組に二万四千人いた。 3彼はペレツの子らの一人で、第一の月にかかわる全将軍の頭であった。 4第二の月を担当する組を率いるのはアホアの人ドダイであった。その組と共に指導者ミクロトもいた。その組に二万四千人いた。 5第三の月を担当する第三の将軍は祭司長ヨヤダの子ベナヤ。その組に二万四千人いた。 6このベナヤは三十人隊の勇士であり、その三十人隊と自分の組を率いた。アミザバドがその息子であった。 7第四の月を担当する第四の将軍はヨアブの兄弟アサエルとその跡を継いだ子のゼバドヤであった。その組に二万四千人いた。 8第五の月を担当する第五の将軍はイズラ人将軍シャムフト。その組に二万四千人いた。 9第六の月を担当する第六の将軍はテコア人イケシュの子イラ。その組に二万四千人いた。 10第七の月を担当する第七の将軍はエフライムの子らの一人ペロニ人ヘレツ。その組に二万四千人いた。 11第八の月を担当する第八の将軍はゼラの一族のフシャ人シベカイ。その組に二万四千人いた。 12第九の月を担当する第九の将軍はベニヤミンの一族のアナトト人アビエゼル。その組に二万四千人いた。 13第十の月を担当する第十の将軍はゼラの一族のネトファ人マフライ。その組に二万四千人いた。 14第十一の月を担当する第十一の将軍はエフライムの子らの一人ピルアトン人ベナヤ。その組に二万四千人いた。 15第十二の月を担当する第十二の将軍はオトニエルの者ネトファ人ヘルダイ。その組に二万四千人いた。
16イスラエルの各部族を率いた者。ルベン族ではジクリの子エリエゼルが指導者、シメオン族ではマアカの子シェファトヤ。 17レビ族ではケムエルの子ハシャブヤ。アロンの一族ではツァドク。 18ユダではダビデの兄弟の一人エリフ。イサカルではミカエルの子オムリ。 19ゼブルンではオバドヤの子イシュマヤ。ナフタリ族ではアズリエルの子エリモト。 20エフライムの子らではアザズヤの子ホシェア。マナセの半部族ではペダヤの子ヨエル。 21ギレアドにおけるマナセの半部族ではゼカルヤの子イド。ベニヤミンではアブネルの子ヤアシエル。 22ダンではエロハムの子アザルエル。以上がイスラエル各部族の長であった。
23ダビデは二十歳以下の者を人口に加えなかったが、それは主がイスラエルを空の星のように数多くすると約束されたからである。 24ツェルヤの子ヨアブはその数を数え始めたが、数えきることはできず、数え始めたために御怒りがイスラエルに臨み、その数は、『ダビデ王の年代記』の記録に載せられなかった。
王室財産の管理
25王の貯蔵庫の責任はアディエルの子アズマベトが負った。畑、町、村、塔にある貯蔵庫の責任はウジヤの子ヨナタンが負った。 26農耕作業に従事する者の責任はケルブの子エズリが負った。 27ぶどう畑の責任はラマ人シムイ。ぶどう畑でぶどう酒の貯蔵に従事する者の責任はシフミ人ザブディ。 28シェフェラのオリーブといちじく桑の責任はゲデル人バアル・ハナン。オリーブ油の貯蔵の責任はヨアシュ。 29シャロンで飼育される牛の責任はシャロン人シトライ。平野の牛の責任はアドライの子シャファト。 30らくだの責任はイシュマエル人オビル。雌ろばの責任はメロノト人イエフデヤ。 31羊の群れの責任はハガル人ヤジズ。以上のすべてが、ダビデ王の財産の責任を負った長官であった。
32ダビデの伯父ヨナタンは顧問となった。彼は英知の人で、書記官として勤めた。ハクモニの子エヒエルは王子の養育係りとなった。 33アヒトフェルも王の顧問、アルキ人フシャイは王の友人であった。 34アヒトフェルの跡を継いだのはベナヤの子ヨヤダとアビアタルであった。王の軍の司令官はヨアブであった。