ネヘミヤ記 12:1-13:31
帰還した祭司とレビ人の名簿
1シェアルティエルの子ゼルバベルとイエシュアと共に上って来た祭司とレビ人は、次のとおりである。
セラヤ、イルメヤ、エズラ、 2アマルヤ、マルク、ハトシュ、 3シェカンヤ、レフム、メレモト、 4イド、ギネトイ、アビヤ、 5ミヤミン、マアドヤ、ビルガ、 6シェマヤ、ヨヤリブ、エダヤ、 7サル、アモク、ヒルキヤ、エダヤ。以上、イエシュア時代の祭司長とその仲間である。
8レビ人では、イエシュア、ビヌイ、カドミエル、シェレブヤ、ユダ、マタンヤ。この彼とその仲間が賛歌の責任を負い、 9バクブクヤとウンニおよびその仲間が彼らの前で任務に就いた。
10イエシュアにはヨヤキムが生まれ、ヨヤキムにはエルヤシブが生まれ、エルヤシブにはヨヤダが生まれ、 11ヨヤダにはヨナタンが生まれ、ヨナタンにはヤドアが生まれた。
12ヨヤキム時代に祭司で家長であった者は、セラヤ家のメラヤ、イルメヤ家のハナンヤ、 13エズラ家のメシュラム、アマルヤ家のヨハナン、 14メリク家のヨナタン、シェバンヤ家のヨセフ、 15ハリム家のアドナ、メラヨト家のヘルカイ、 16イド家のゼカリヤ、ギネトン家のメシュラム、 17アビヤ家のジクリ、ミンヤミン家、モアドヤ家のピルタイ、 18ビルガ家のシャムア、シェマヤ家のヨナタン、 19ヨヤリブ家のマテナイ、エダヤ家のウジ、 20サライ家のカライ、アモク家のエベル、 21ヒルキヤ家のハシャブヤ、エダヤ家のネタンエル。
22エルヤシブ、ヨヤダ、ヨハナン、ヤドアの時代にレビ人は、その家長が祭司と共にペルシアの王ダレイオスの治世まで記録された。 23レビ人の家長は、エルヤシブの子ヨハナンの時代まで、年代記に記録された。
24レビ人の頭はハシャブヤ、シェレブヤ、カドミエルの子イエシュアと、その前に立って神の人ダビデが命じたように、交替で賛美と感謝を唱えた仲間たち、 25マタンヤ、バクブクヤ、オバドヤ、メシュラム、タルモン、アクブ。彼らは城門にある倉庫の警備に当たる門衛たちである。 26以上の人々は、ヨツァダクの孫でイエシュアの子であるヨヤキムの時代、長官ネヘミヤと祭司であり書記官であるエズラの時代に奉仕した。
城壁の奉献
27エルサレムの城壁の奉献に際して、人々は、あらゆる所からレビ人を求め、エルサレムに来させて、感謝の祈りと、シンバルや竪琴や琴に合わせた歌をもって、奉献式と祝典を行おうとした。 28-29詠唱者たちは、それぞれエルサレム周辺の盆地、ネトファ人の村々、ベト・ギルガルおよびゲバやアズマベトの田舎などから集まって来た。詠唱者たちは、エルサレムの周辺に村を作って住んでいた。
30祭司とレビ人は身を清めたうえで、民と城門と城壁を清めた。
31わたしは、ユダの長たちを城壁に上らせ、二つの大きな合唱隊を編成した。一隊は城壁の上を右へ、糞の門に向かって進んだ。 32その後ろに、ホシャヤおよびユダの長たちの半数が続き、 33またアザルヤ、エズラ、メシュラム、 34ユダ、ビンヤミン、シェマヤ、イルメヤ、 35ラッパを持った祭司たち、次にゼカルヤが続いた。その父はヨナタン、祖父はシェマヤ、更にマタンヤ、ミカヤ、ザクル、アサフとさかのぼる。 36更に彼の仲間シェマヤ、アザルエル、ミラライ、ギラライ、マアイ、ネタンエル、ユダ、ハナニが、神の人ダビデの楽器を持って行進に続いた。書記官エズラは彼らの前を行った。 37泉の門に来ると、彼らはその前にあるダビデの町への上り坂を上がり、城壁に上って、ダビデの家の上を過ぎて東の水の門に来た。 38他の一隊は左に向かった。わたしは他の半数の人々と共に彼らに続いた。一行は城壁の上を行き、炉の塔から広壁、 39エフライムの門から古い門、魚の門、ハナンエルの塔、ハンメアの塔から羊の門まで進み、警備の門で止まった。
40こうして二隊は、神殿の中に立ち、わたしも役人の半数と共にそこにいた。 41ラッパを手にした祭司はエルヤキム、マアセヤ、ミンヤミン、ミカヤ、エルヨエナイ、ゼカルヤ、ハナンヤ。 42更にマアセヤ、シェマヤ、エルアザル、ウジ、ヨハナン、マルキヤ、エラム、エゼルは詠唱者として歌い、イズラフヤが彼らの監督であった。
43その日、人々は大いなるいけにえを屠り、喜び祝った。神は大いなる喜びをお与えになり、女も子供も共に喜び祝った。エルサレムの喜びの声は遠くまで響いた。
44その日、礼物と初物と十分の一の供出物を蓄える収納庫の監督が任命された。こうしてそこに、律法が定めているように、祭司とレビ人の生活の糧を、町々の耕地から徴集して納めた。実にユダの人々は、祭司とレビ人の働きを喜んでいた。 45祭司とレビ人は神への務めと清めの務めを守り、詠唱者と門衛はダビデとその子ソロモンの定めによく従った。 46ダビデとアサフがいた昔の時代のように、詠唱者の頭がいて、神への賛美と感謝の歌をつかさどった。 47ゼルバベルの時代とネヘミヤの時代のイスラエルの民は皆、毎日詠唱者と門衛に生活の糧を提供した。また、レビ人には奉納物を与え、レビ人はその奉納物をアロンの子らに分け与えた。
ネヘミヤの改革
1その日、モーセの書が民に読み聞かされ、アンモン人とモアブ人は神の会衆に永久に加われないと記されているのが分かった。 2かつて彼らは、パンと水をもってイスラエル人を迎えず、バラムを雇ってイスラエル人を呪わせようとしたからである。わたしたちの神は、その呪いを祝福に変えてくださった。 3人々はこの教えを聞くと、混血の者を皆、イスラエルから切り離した。
4これに先立って、トビヤに縁のある祭司エルヤシブは、神殿の祭司室を任されていたが、 5かつて人々が穀物の献げ物と香と祭具、またレビ人と詠唱者と門衛のための、規定による十分の一の穀物と新しいぶどう酒と油、更に祭司のための礼物を納めることになっていたその大きな祭司室をトビヤのために流用した。 6その時わたしはエルサレムにいなかった。バビロンの王アルタクセルクセスの第三十二年にわたしは王のもとに行っていたからである。やがて王の許しを得て、 7エルサレムに帰り、エルヤシブがトビヤのために神殿の庭にある収納庫を流用して、そのために行った悪事を知った。 8わたしは非常に憤り、その祭司室からトビヤ家の器具類をすべて外に投げ出し、 9その祭司室を清め、そこに再び神殿の祭具と穀物の献げ物と香を納めることを命じた。
10またわたしは、レビ人に与えられるはずのものが与えられず、務めに就いていたレビ人と詠唱者が、それぞれ自分の耕地に逃げ帰っているのを知った。 11わたしは役人を責め、なぜ神殿を見捨てられたままにしておくのかと言った。わたしはレビ人と詠唱者を集め、務めに就かせた。 12こうしてユダの人々が皆、十分の一の穀物と新しいぶどう酒と油を貯蔵室に持って来た。 13わたしは、祭司シェレムヤ、書記官ツァドク、レビ人ペダヤに貯蔵室の管理を命じ、マタンヤの孫でザクルの子、ハナンを彼らの助手とした。彼らは忠実な人物とされており、仲間に分配する任務が彼らにゆだねられた。
14わたしの神よ、それゆえわたしを心に留め、神殿とその務めのために示した、わたしの真心を消し去らないでください。
15またそのころ、ユダで、人々が安息日に酒ぶねでぶどうを踏み、穀物の束をろばに負わせて運んでいるのを、わたしは見た。また、ぶどう酒、ぶどうの実、いちじく、その他あらゆる種類の荷物も同じようにして、安息日にエルサレムに運び入れていた。そこで、彼らが食品を売っているその日に、わたしは彼らを戒めた。 16ティルス人もそこに住み着き、魚をはじめあらゆる種類の商品を持ち込み、安息日に、しかもエルサレムで、ユダの人々に売っていた。 17わたしはユダの貴族を責め、こう言った。
「なんという悪事を働いているのか。安息日を汚しているではないか。 18あなたたちの先祖がそのようにしたからこそ、神はわたしたちとこの都の上に、あれほどの不幸をもたらされたのではなかったか。あなたたちは安息日を汚すことによって、またしてもイスラエルに対する神の怒りを招こうとしている。」 19そこで、安息日の始まる前に、エルサレムの城門の辺りが暗くなってくると、わたしはその扉を閉じるように命じ、安息日が過ぎるまでそれを開けないように言いつけた。そしてわたしの部下をその門の前に立たせ、安息日には荷物が決して運び込まれないようにした。 20そのため、取り引きする人やあらゆるものを売る人が、エルサレムの外で夜を過ごすことも一度ならずあった。 21わたしは彼らを戒めて、「なぜ城壁の前で夜を過ごすのか。繰り返すならば、お前たちを処罰する」と言った。
そのとき以来、彼らは安息日には来なくなった。 22またわたしはレビ人に、身を清めて門を守り、安息日を聖とするように命じた。
わたしの神よ、このことについてもわたしを心に留め、あなたの大いなる慈しみによって、わたしを憐れんでください。
23またそのころ、ユダの人々がアシュドド人やアンモン人やモアブ人の女と結婚していることが、わたしに分かった。 24その子供たちの半数は、アシュドドの言葉あるいはそれぞれの民族の言葉を話し、ユダの言葉を知らなかった。 25わたしは彼らを責め、呪い、幾人かを打ち、その毛を引き抜き、神にかけて誓わせた。
「お前たちの娘を彼らの息子の妻にしてはならない。彼らの娘をお前たちの息子の妻に、またはお前たちの妻にしてはならない。 26イスラエルの王ソロモンすらも、このようにして罪を犯したのではなかったか。数ある諸国の中でも彼のような王はおらず、神に愛され、神によってすべてのイスラエルの王に立てられた、その彼でさえ、異民族の妻たちによって罪に引き込まれてしまった。 27わたしたちの神に逆らって異民族の女と結婚するという、この大きな罪悪を犯したということを、お前たちについても聞かされなければならないのか。」
28大祭司エルヤシブの孫でヨヤダの子の一人が、ホロニ人サンバラトの娘婿となっていた。わたしは、彼を遠く追放した。
29わたしの神よ、祭司職を汚し、祭司とレビ人の契約を汚した者のことを覚えていてください。 30わたしはすべての異民族から彼らを清め、祭司とレビ人に守るべき務めを定め、それぞれその任務に就かせました。 31また定められた時に薪を奉納し、初物をささげるように定めました。
わたしの神よ、わたしを御心に留め、お恵みください。