ハリケーン・カトリーナの被災地、ニューオリンズの復興は、遅々としていました。最大の被災地の一つ、ロウワー・ナインス・ワードでは、2005年以降、生活必需品さえ手近で購入できません。バーネル・コトロンは、それを変えようと、2014年11月、被災後初の食料品店をオープンしました。コトロン氏は語ります。「この物件を購入した時、ばかじゃないかと皆が言いました。でも、最初のお客さんは『近所を行き来する生活がまさか戻ってくるなんて!』と涙を流したのです」。彼の母親は「私には見えていなかったものが、息子には見えたのです。彼の挑戦を嬉しく思います」と述べました。

神は、荒廃の中、預言者イザヤに予想だにしない希望を見せてくださいました。神は、貧しい者が水を求めても水がないのを見ると(イザ41:17)、「荒野を水のある沢とし、砂漠の地を水の源とする」(18節)と約束されました。神の民は飢え渇きに代わって再び繁栄を享受します。そして「主の手がこれを行」ったと知るのです(20節)。神は今日も、回復の創造者です。被造物自体が滅びの束縛から解放されます(ロマ8:21)。神はその未来を到来させるべく、今日も働いておられます。神の慈しみを信じましょう。そうするなら、神は希望ある未来を見る目を私たちに与えてくださいます。