アメリカンフットボールのスター選手がステージに立ちました。そこはスタジアムではなく、フロリダ州のエバーグレーズ刑務所です。彼は約300人の受刑者を前にイザヤ書の一部を読みました。そこにあったのは、有名選手に対する熱狂ではなく、多くの傷ついたたましいのうめきでした。その時、神は獄中に来られました。その場にいた同行者のツイートによると、「礼拝と賛美の渦に包まれた」といいます。受刑者たちは、共に泣きながら祈り、27人がキリストに人生をささげました。

ある意味、皆が囚人です。自分本位、欲望、執着という「おり」の中に自分を閉じ込めているからです。神がそこに来られます。あの朝、刑務所では、「わたしは新しいことを行う。今、それが芽生えている。あなたがたは、それを知らないのか」(イザ43:19)というみことばが語られ、「昔のことに目を留めるな」、「先のことに心を留めるな」(18節)と教えられました。それは、「このわたしは、……もうあなたの罪を思い出さない」(25節)と神が語られるからです。

その神は「このわたしが主であり、ほかに救い主はいない」(11節)と明言されます。このお方に人生をささげる以外、救われる道はありません。まだの人は決断しましょう。既に決断した人も、あなたの人生にとって、主がどういうお方であるかを再確認しましょう。神はキリストを通して「新しいこと」をなさいます。さあ、どんな芽が出てくるでしょう。