Month: 9月 2024

小さな奇跡

内気なデーブが、結婚式を控えた私たちにプレゼントをくれました。二人で包みを開けると、木目のそろった楕円の板に「神の奇跡には小さなものもある」と手彫りの文字。それは、45年間、我が家に飾られ、神が小さなものの中で働かれていることを何度も思い出させてくれました。家賃や光熱費が払える、食事ができる、風邪が癒やされる。それは全て、我が家の必要に応え続けてくださった神の大きな御業の一部です。

心を守る

心臓は心の臓器と書きます。大きさは握りこぶしほどで、重さは約200-400グラム。毎日約10万回拍動し、約7,000-8,000リットルの血液を、体中を巡る全長10万キロの血管に送ります。この重大な任務と膨大な仕事量を考えるなら、心臓の健康が身体の健康の中核を占めていると分かります。良い生活習慣が推奨されるのは、心臓の状態と健康状態が連動しているからです。

捜索救難活動

知り合い数人は、悪天候の予報が外れることを願って、プレジャーボートで英仏海峡に向かいました。しかし、強風と高波で危険を感じ、無線で王立救命艇協会(通称RNLI)に救助を求めました。不安な時間の後、遠くに救助船が見えると、もう大丈夫だと思い安堵(あんど)しました。後に、その一人が感謝しながらこう言っています。「人が海のルールを守るか否かにかかわらず、RNLIは救助にやって来てくれる」と。

無謀で軽率

ホーリー島とも呼ばれるリンディスファーン島は、潮が満ちると島となり、干潮になると土手道で英国本土とつながります。1日に2回、海水が道を覆います。潮位が高いときの横断は危険だと伝える看板がありますが、その警告を無視して、車を水没させたり、避難小屋まで泳いで救助を待ったりする観光客が頻繁に現れます。潮位は日の出と同様に予測できますし、警告の看板はあちこちにあって見落とすことはありえません。しかし、ある人が言うとおり、「リンディスファーンは、無謀な人が潮と競って勝とうとする所」です。

素晴らしい友

母と裏に住むサンチェス夫人は、仲良し、そして、ライバルです。毎週月曜日、どちらが先に洗濯物を干すかを競います。「負けた!」と言った次の週は、母が先に干します。二人は競争を楽しみ、長い間、両家の間の通路を共同で使うだけでなく、互いの知恵や体験、希望も共有してきました。

親の訓練

ソフィア・ロバーツは、11歳で開胸手術を見学しました。こんな医療処置を見るには若すぎると考えられますが、父親のハロルド・ロバーツ・ジュニアが心臓外科医なのです。ソフィアは、2022年、30歳の外科研修医となっていました。父親と一緒に大動脈弁置換術を成功させました。ハロルドは言います。「私はこの子に自転車の乗り方を教えました。心臓の手術を教える日が来るなんて。これ以上に良いことがあるでしょうか。非常に感動しています」

一つのからだ

アラスカ州ウィッティアの人口は約300人、そのほとんどが1棟の大きな共同住宅に住んでいるので、この地は「一つ屋根の下にある街」と呼ばれます。エイミーはそこに住んだことがあります。「建物の外に出なくてもいいのです。スーパー、学校、郵便局、役所の窓口が1階にあって、エレベーターで降りるだけです」と語ります。一人暮らしは快適で、誰の助けもいらないと感じていたそうです。しかし、住民はとても温かく、互いのことを気に掛けていました。彼女は「私たちは互いが必要だということを、そこで学びました」と述べています。

他国人ではない

紛争国の難民キャンプから新しい国に行った時、彼女の在留カードには「エイリアン(他国人)」というスタンプが押されました。「ここには所属していない」という言葉に、8歳の少女の心は打ち砕かれました。

王の王の再来

英国の故エリザベス2世の葬儀は、世界で数十億人がテレビを通して見たと推定されています。史上最も視聴された放送だったかもしれません。葬儀の週には、女王の棺を見るために25万の人たちが何時間も行列しました。当日は、100万人がロンドンの通りで彼女を見送りました。各国の王や女王、大統領や国家元首など500人が、高尚な人格と強さで知られた女性に敬意と哀悼を示すためにやって来ました。