漫画出版社マーベル・コミックスの重鎮スタン・リーは、サングラスをかけた笑顔で知られています。「スパイダーマン」、「アイアンマン」などのスーパーヒーローを生み出し、2018年に亡くなりました。彼は「エクセルシオール」というキャッチフレーズでも有名です。数十年、同社の月刊コラムを必ずこの言葉で締めくくりました。2010年、その意味は「さらに高く、素晴らしい栄光へ前進」だとツイートしました。「エクセルシオール! それが読者に対する願いだから」と。
スタン・リーが気付いていたか否かにかかわらず、彼のキャッチフレーズは、使徒パウロの思いと共鳴しています。パウロは、ピリピ教会の人々に、うしろを見ずに前進し、上を目指しなさいと告げました。「ただ一つのこと、すなわち、うしろのものを忘れ、前のものに向かって身を伸ばし、キリスト・イエスにあって神が上に召してくださるという、その賞をいただくために、目標を目指して走っているのです」(3:13-14)
私たちは、後悔したり、「もし……でなかったら」と考えたりしがちです。しかし、キリストは、後悔を捨て、前進するよう招いておられます。神の赦(ゆる)しと神による人生の目的を受け取り、神の大きな栄光に向かって昇っていきましょう。エクセルシオール!
人生や信仰で、あなたが前向き、また、うしろ向きなことは何ですか。どうすれば過去の間違いや失敗と決別して前進できるでしょう。
天の父よ、あなたの赦(ゆる)しに感謝します。栄光を目指し上に向かって前進するよう召してくださり感謝します。