コロンビアのアマゾンで、2023年5月、小型機が墜落しました。搭乗していた13歳から1歳のきょうだい四人は行方不明でしたが、40日後に発見され、世界中が驚きました。この事故で母親が亡くなった後、彼女たちは、機内のキャッサバ粉を持ち出し、木の幹の中に隠れて野生動物を避け、ペットボトルで川の水や雨水をくみ、森の果物や種で飢えをしのぎました。彼女たちは危険な密林で生きる知恵を持っており、神に養っていただきました。

ここから想起するのはイスラエル人の荒野の40年です。これは、出エジプト記と民数記に記録され、その他にも聖書のあちこちで言及されています。神は、ご自分が彼らの神だと示すために、苦い湧水を飲める水に変えたり、岩から2回も水を出したりと、彼らの生活を守られました。神は、昼は雲の柱、夜は火の柱となって彼らを導かれ、マナも下さいました。モーセは「これは主があなたがたに食物として下さったパンだ。主が命じられたことはこうだ。『自分の食べる分に応じて、……それを集めよ』」(出16:15-16)と言いました。

この同じ神が「私たちの日ごとの糧」(マタ6:11)を備えてくださいます。神は「キリスト・イエスの栄光のうちにあるご自分の豊かさにしたがって」(ピリ4:19)、私たちの必要を備えられます。私たちが仕える神はなんと偉大なお方でしょう。