プロバスケットボール「デンバー・ナゲッツ」のチャプレン(牧師)カイル・スペラーは、場内アナウンサーでもあります。彼が「さあ、行こう!」と叫ぶと、アリーナのファンもテレビやラジオの視聴者も応答します。その実績から2022年のオールスターゲームの場内アナウンサーに指名されました。
スペラーは観衆の思いを感じ取り、ホームの雰囲気を作れると語ります。彼の声は、テレビやラジオのCMにも採用されていますが、その語りの業は、神をたたえるためだと言います。唯一、このお方のために働いているとも語ります。
使徒パウロは、この倫理観をコロサイ教会に宛てた手紙で語っています。この教会では、キリストの神性と主権に対する疑念が人々の実生活を浸食していました。パウロは、「ことばであれ行いであれ、何かをするときには、主イエスによって父なる神に感謝し、すべてを主イエスの名において行いなさい」(コロ3:17)と教えました。また、「何をするにも、人に対してではなく、主に対してするように、心から行いなさい」(23節)とも書きました。
カイル・スペラーにとって、それはチャプレンの働きです。彼は語ります。「それは私がここにいる目的です。アナウンスはおまけに過ぎません」。私たちの働きもまた、唯一無二のお方のためにする麗しい仕事になり得ます。
あなたの労働倫理の肝は何ですか。仕事を神のためにする、という倫理観は、あなたの職業意識をどのように変えましたか。