マグは海外旅行を楽しみにしていましたが、予定を確定する前に、いつも通り、祈りました。遊びの計画まで神に相談しなくても、と友人に言われましたが、彼女は全てを神に委ねるべきだと思っています。今回はキャンセルしなさい、と言われていると感じました。後になって、もし行っていたら、伝染病の大流行に巻き込まれていたと分かりました。彼女は、神が守ってくださったと思っています。

旧約聖書のノアも、神に頼りました。彼と家族は洪水の後も2カ月近く箱舟に留まりました。10カ月以上も船に閉じ込められていましたから、たまらなく出たかったでしょう。「水は地の上から干上がった。……地の面は乾いていた」(創8:13)のですから。しかし、ノアは自分で判断せず、神の指示を待ちました。待たされる理由があるのだろうと思いました。もしかしたら、地面はまだ安全ではなかったのかもしれません。

神に頂いた能力を活用し、神の導きを待ちながら、決断しなくてはならないことを祈るとき、私たちは神が最善のタイミングを示されると信じます。私たちの創造主は賢明なお方で、私たちにとって何が一番良いかをご存じです。「主よ 私はあなたに信頼します。……私の時は御手の中にあります」(詩31:14-15)と詩篇の作者は語ります。