Category  |  希望と喜び

秩序の神

セスは家にあった薬を全部飲みました。崩壊家庭で育った彼の人生は混とんそのものでした。父は自死するまで妻を日常的に虐待していました。セスは人生を終わらせようと思ったのです。しかし、「死んだらどこに行くのだろう」という思いが頭をよぎりました。そして、神のあわれみによって命を取り留め、やがて友人と聖書を学び、イエスを自らの救い主に迎えました。彼が神に引かれた理由の一つは、被造物の美と秩序に気付いたことです。「そこに美があります。誰かがこの全てを造ったのです」と語りました。

平和の御使い

ノラは平和的なデモに参加しました。正義を求めて抗議する人たちは、計画どおり、静かに行進しましたが、よそから2台のバスが来て扇動者たちが降り立ち、暴動が始まりました。ノラは失望して立ち去りました。彼らの善意は灰に帰したようでした。

開かれた目

ジェナビーブはアフリカ西部のベニン共和国に住む母親で、先天白内障を患う3人の子どもがいます。村に子どもたちを連れて行くときは、赤ん坊を背負い、2人の子の手を両手にしっかりつかみ、危険を見逃さないように目を光らせます。盲目は魔術のせいだと考える文化の中で途方に暮れ、神に助けを求めていました。

悲しみと喜び

近しい人を1カ月の間に3人も亡くし、アンジェラの家族は悲しみに暮れていました。おいが突然亡くなった後、アンジェラと2人の姉妹は、3日間、台所の食卓にじっと座っていました。動いたのは、骨壷を買い、宅配の食事をし、葬儀に参列した時だけです。しかし、死を悼む間、喜びに浸る時間もありました。それは、末の妹のお腹で順調に育つ新しい命の超音波写真を見た時でした。

笑いという頂き物

コメディアンのジョン・ブラニアンは語りました。「笑いを発明したのは人間ではない。笑いは(神に)もらったものだ。人生を生き抜くために笑いは必要だと神は知っておられた。人生には苦難、悩み、また、何かが起きることもある。笑いは頂き物なんだ」

ずっと険しい山道

詩人で作家のクリスティーナ・ロセッティの人生は厳しいものでした。うつや多くの病気に悩まされ、3度も婚約を破棄され、がんで亡くなりました。

不朽の希望

ソロモンは、4歳の時、デュシェンヌ型筋ジストロフィーという筋肉の機能が衰えていく病気にかかりました。1年後には車椅子を勧められましたが、ソロモンは嫌がりました。家族や友人たちは祈り、なるべく長い間、車椅子なしで行動できるようにと、寄付を募って介助犬を飼うことにしました。私の介助犬カリーを訓練したのはテールズフォーライフという補助犬育成団体ですが、そこが今、ソロモンの介助犬となるワッフルを訓練しています。

月曜日に感謝して

前の職場では月曜日が憂うつでした。最寄り駅で電車を降りても、ベンチに座って時間をつぶしたものです。締め切りや気まぐれな上司のことを考えると動悸(どうき)がしました。

ゲヘナからの希望

考古学者のガブリエル・バルケイは、1979年、小さな銀製の巻物2巻を発掘しました。何年もかけて注意深く巻物を広げたところ、「主があなたを祝福し、あなたを守られますように。主が御顔をあなたに照らし、あなたを恵まれますように。主が御顔をあなたに向け、あなたに平安を与えられますように」という民数記6章24-26節の文言が双方に刻まれていました。これは紀元前7世紀のものと推定され、現存する世界最古の聖書の記述です。