バートは食事の支払いをしようとデビットカードを差し出しました。レストランのスタッフは、それを受け取ると、「失礼ですが、この『わたしは道であり、真理であり、命である』と言った人は何者ですか。自信過剰ですね」と言いました。バートのカードは、キリスト教系の金融会社が発行したもので、表面にはヨハネによる福音書14章6節が印字されていたのです。バートは笑顔で、その人が「何者」で、私たちのためにどう犠牲になられたかを説明しました。
キリスト信仰に関してよく知らない人に、否定的なことを言われたことがありませんか。使徒ペトロは、次のようにエールを送りました。「あなたがたの抱いている希望について説明を要求する人には、いつでも弁明できるように備えていなさい。それも、穏やかに、敬意をもって」(Iペト3:15-16)そうしなさい、と勧めています。
使徒パウロは、そういう対応について、「いつも、塩で味付けされた快い言葉で語りなさい。そうすれば、一人一人にどう答えるべきかが分かるでしょう」(コロ4:6)と説明しています。塩味の効いた言葉とは、塩が素材の味を引き立たせるように、神の恵みを引き立たせる言葉です。それは、人々を神のみそばに招きます。
キリスト教に関する質問が発せられるのは、思いがけない場所かもしれません。相手に敬意を示して穏やかに答えるなら、塩味の効いた言葉を聞いた人はもっと知りたいと思ってくれるかもしれません。
神について質問されて、驚いたことがありますか。神に関する質問を受けるときに備えて、いつも塩味の効いた言葉を語るために何をしますか。